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どこのお金を引き寄せるか

「人生詰んだ」状態をリセットする魔法

第4章 顧客目線のマーケティング
・まずは必勝のイメージング
・自分が第三者ならどんなプロセスでお金を出すか
・どこのお金を引き寄せるか
・大手老舗企業と戦う方法
・自己満足が最大の敵

・どこのお金を引き寄せるか

「自分のやりたいことをやる」
「夢を実現させる」

これは人生の究極の目標のように聞こえるが、ツールや方法が少なかった時代に比べ、今はやりたいことの実現はそれほど難しいことではない。

例えば、「自分のお店を持つことが夢」であれば、ネットショップなどスマホ一台で叶えられる。
しかし、重要なのは、そのネットショップを成功させることができるかどうか、である。

作っただけでも全く売れなければ、その事業は失敗だ。

「有名になる」
「認知度をアップさせる」

と言ったことを目標にする人も多いが、昔に比べ今は新陳代謝が激しく、一度有名になったからと言って安心できる時代は過去のものとなった。
むしろ、一過性のブームやバズりはマーケティングを鈍らせるため、事業にとってマイナスと捉える専門家もいる。

そこで一番の指標となるのは、やはり、
「安定した収益」
に他ならない。

「やりたいことで安定した収益」を達成して、初めて「成功」と言えるのである。
故に事業は、ただやるだけでなく、収益モデルまで含めて計画をしなければいけない。

「戦って勝つ」ではなく、「勝てる戦いをする」のである。
ここでも事前マーケティングが必要不可欠だ。

マーケティングと言うと難しい数式を思い浮かべがちだが、ざっくりと言えば、収益となるお金は、どこからやってくるのかを具体的に想定することだ。
漠然と「若い子向け」「女性向け」と十把一絡げに売ろうとするのが、失敗の典型例である。

人それぞれ状況が異なるので、もっとターゲットを具体的に設定して考えなければいけない。
ここで、私がよくやる方法を公開する。

まず、今放送しているテレビドラマの登場人物で、対象となりそうなキャラクターを数名ピックアップする。
どのドラマからでも構わないが、昔のドラマや時代劇だと、現実と乖離する可能性があるので、なるべく最新の現代ドラマが良いだろう。

ピックアップしたキャラクターの画像をパワーポイント1枚の中に並べて貼り付ける。
それをじーっと見ながら、「この人たちは、どう言う状況ならこの商品を買うだろうか」と、顧客目線に立って考える。

このように具体的な相手を想定するところからスタートし、販売計画を構築するのである。
ちなみに、よく「ドラマなんて時間の無駄」と蔑む人がいるが、私は最新のドラマは欠かさずチェックするようにしている。

テレビドラマを制作する際には、「今、どんなドラマが流行りそうか」と言うマーケティングを綿密にやってくれている。
中には不発に終わるドラマも多いが、「今の視聴者は、どんなキャラクターに親近感を抱くか」「今の視聴者はどんなことに関心があるか」が多く盛り込まれているため、見方によってはこの上ない資材となり得るのだ。


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