はじめに ～愚者は自らの経験にのみ学び、賢者は歴史に学ぶ～

皆さんは何かを始める時、まず飛び込んでみるタイプでしょうか？それとも入念に調べて計算して･･･いわゆる石橋を叩くタイプでしょうか？株をはじめとした投資を開始するに当たり、どちらのスタイルも間違いではないと思います。ただし「効率性」は重視しなくてはなりません。

私は完全に前者なのですが、このタイプの人間は壁にぶつかる回数が多いことが特徴です。1回も壁にぶつからずに株で大成功できる人はいないでしょうが、壁にぶつかる回数は少ない方が良いのです。回避できる壁にぶつかってばかりいると、それ自体が遠回りとなり、効率性に欠けてしまいます。

他人の経験には、無駄を省くメソッドがたくさん詰まっています。2022年現在、私は10年のキャリアを持つ現役の投資家ですが、愚かな私は繰り返す体当たりでたくさんの無駄を積み重ねてきました。コロナショックでも莫大な金を飛ばしています。私の経験にも無駄を省くためのたくさんのメソッドが詰まっていることでしょう。「愚者は自らの経験にのみ学び、賢者は歴史に学ぶ」。投資を始める人には、この言葉をぜひ知ってほしいのです。

私はツイッターやnoteを通じて、投資をする人、しない人、ただ政治経済を学び直したい人･･･多くの人に経済の道理や相場の嗅覚を身に着け、世界が俯瞰図のように見える視点を提供したいと思っています。特に日本人は金融の知識や感覚に乏しく、いい加減に搾取される側を卒業しなくてはなりません。子どもや家族がいる方々にはなおのこと、真剣に考えて頂きたいのです。

このnoteでは、銘柄の当て物をするつもりはありません。１つでも多く世界を見る視点を身につけると、物事の見え方が変わることを知って頂きたいと思います。投資に限らず、一つの視点だけではどんな真実も見えてきません。難しい内容もありますが、努力して読むほど知識と知識が繋がり、やがて線になって世界が見えてくると思います。世界が広がれば自身の哲学が深まり、美学が磨かれます。

これからは、精神的な豊かさを追求する時代がやってきます。経済や金融を学ぶ機会が少ないのが我が国の最大の欠点の一つですが、経済的な没落はやがて精神的な困窮に波及します。心に余裕が無くなるのです。つまり、経済や金融に通じることは自身の哲学と美学を磨き、哲学や美学は精神的な豊かさの獲得に繋がります。

殆どの内容を無料で配信していますが、十分な情報量を記載しているはずです（一部、不特定多数に公開したくないデータを使った内容は有料配信としています）。ぜひ、あなたの人生設計の一助としてください。

A：自己紹介　Dr.N（36）

北海道生まれ、北海道育ち
大学：弘前大学（人文学部　宗教学専攻）
前職：農薬のメーカー（技術職　薬の試験をしたり普及をする仕事）
特徴：天才肌の？AB型
精通する分野：哲学、宗教学（歴史学）、美術史、経済学、化学

【これまでの経歴と失敗談】大学では歴史や哲学等を専攻し、卒業前から株式投資の世界に飛び込みました。貯金ゼロから社会人をスタートし、アベノミクスとともに成長。ドローンや３Dプリンタの銘柄を引き当て、ビギナーズラックもあり3年で資産は433％に。8割の投資家が損失を出したとされる2017年にも15％の利益を叩き出して生き残るも、翌年のクリスマスショックで資産の25％を損失！その後は苦しい時期が続き、良い時代が来ないままコロナショックで更に40％近くの大ダメージ！

2019年頃より本格的に反省して自らの体験や知識を整理。相場サイクル論をベースとした長期投資かつファンダメンタルズ主義の投資家としてバージョンアップする。コロナ前は新人投資家向けのゼミナールや一般向けの経済勉強会も開催。前職の時から講習会には定評があり、低音ボイスの落ち着いた喋りが好評（自己評価高め😇）。

現在はようやくブレない投資スタイルが固まり、みんなには見えないものが見えるようになってきました。そして何より、株式投資を通じて世界を見る視点の大切さに気付いた次第です。

B：私の投資方針

私の投資方針は、企業の財務（ファンダメンタルズ）と「相場サイクル論」を基軸とした考え方となります。キーワードは、「ファンダメンタルズ」「相場サイクル論」「超長期投資」です。簡単に説明しますと、

○相場は10年で1つのサイクルとして捉え、この間に上昇相場と下落相場が4つの期間に分けてやってくる、と考える。

○4つの期間が変化していく様子を観察し、投資対象とする銘柄や投入金額、投資スタイルさえも時期に合わせて強弱を付けて投資する必要がある。

○基本的に銘柄を長期（短くても半年～一年）で保有することが多いので、ファンダメンタルズ分析が非常に重要となる。「退場しないこと」が前提の投資を目指す。

相場サイクル関連のコラムを読んで頂ければ、相場サイクルの基本的な考え方は理解して頂けると思います。

C：私の世界観

相場は、誰にでも平等な美しき残酷な世界

私は「フェアで明るい時代を、自分の能力を試しながら生きていくことが良い（楽しい）」と考えています。お金は人生の全てではありませんが、お金があると大抵のことはどうにかなってしまいます。そして何より、稼いだお金は「自分の能力の証明書」になります。不平不満をSNSで述べながら生きるより、自分の能力を試しながら理想の世界を追いかけて生きる方がよほど楽しい人生になる、と考えています。

しかし…ゆめゆめご注意ください。敢えて残酷なことをお伝えしておきます。「相場の世界は自分の能力が全て」です。年齢、性別、学歴、引いては性格の善し悪しまで全く関係のない、窮極に残酷で平等な世界です。真面目な人、優しい人、性格が悪い人、いじめっ子、いじめられっ子、老害、不良、女性、トランスジェンダー、東大を出た秀才、元犯罪者！みんな平等な立場で闘いに挑むことが出来る。平等に稼ぐチャンスがあり、平等に刈り取られて消えていく。こんなに平等でわくわくする世界はありません。

日本株が最良の選択肢になる時代が到来する

経済を活況に導くものは、なんといっても株高です。日本の企業評価は「失われた時代」によりボロボロです。もう何十年も、保有資産や業績に対して異様に株価が低いまま放置されています。しかし、そんな暗黒の時代も間もなく終わるでしょう。「様々な理由」により、日本株は世界中の投資家から急速に再評価される時代になると考えています。我々日本人はいい加減に金融の世界に目覚めましょう。自らこの過酷な世界に挑んで稼ぎ、理想とする世界を目指し、実現するバイタリティを身に付けましょう。

日本人に豊かになってほしい

私は生まれてこの方、希望のある時代を体感した記憶がありません。それもそのはず、バブル崩壊後、失われた時代からどうやら約３０年が経過しているらしく･･･物心がつく前から不景気だったのです。そんな「失われた時代」があまりにも長く続いたため、日本人は貯金が最も正しく、人並みに目立たずに生きられれば勝ち組と考えるようになりました。日本は閉塞しているのです。しかし、そのような環境でこれまで通り生きていくことが、果たして楽しい生き方なのかは疑問です。

日本人は投資活動が苦手です。金融の知識が乏しく、運用に対しては極端な苦手意識があります。そして、儲けることを善しと考える人が多くありません。もっと企業や国民がしっかり投資に取り組み、資産効果で収入を増やすことを急いで学ぶべきです。株式投資で国民が豊かになれば、そこから更に経済効果は波及し、豊かさは連鎖していきます。日本人特有の「清貧的思想」や「古き良き時代」という考え方は、精神面においては大切にすべきです。しかし、否応なしに世界との競争を強いられる実態経済にこれを持ち込むと、ただ国が衰退していくだけです。そこはしっかり分けて考えるべきだと思っています。

経済的豊かさを目指すことをないがしろにしてはいけません。現在は無欲で無希望な人間が溢れ、他者への排斥が蔓延します･･･。日本人が経済的にも精神的にも余裕がなくなったのはいつからでしょう？経済的豊かさが無くなると、必ず人々の心には余裕が無くなります。平成の30年間は、その意味においても「失われた時代」となったのです。

一人ひとりの個人が、もっと真剣に経済と向き合うことが重要です。何故なら、自分の幸せも世界平和も、全て経済に繋がっていて、歴史は経済によって動いていくからです。

D：最後に

私のnoteを読んでも、もちろん全く同じ方針で投資をする必要はありません。感性がそれぞれ異なるので、我慢出来る時間も許容できる緊張感もみんな違うからです。
しかし、私が現在も相場で生き残ることが出来ていることも間違いありません。「無事これ名馬」という言葉がありますが、これは株式投資の世界で長生きすればするほど実感する言葉の一つです。

これを読む人に、株式や投資をぜひにと薦めるつもりはありません。あなたの経済活動の重要性を、あなたなりに整理してほしいのです。あなた自身でなく、あなたの子どもの未来のためでもいいのです。フェアで明るい時代を目指す前向きな人になってほしいと思っています。

投資家(を目指す人)には当然、あなたの投資の糧となれば嬉しい限りです。苦しくて悲惨な時代でも、私たち投資家は経済を観察をし、歴史を知り、未来を選ばなくてはなりません。

株式の動きは、少なくとも実態経済の半年先をいくと言われています。株式相場は未来を覗く水晶玉なのです。皆さんと一緒に、水晶玉に少しでも楽しい未来が見えるようになればきっと楽しいことでしょう。これを読む人にとって、何か一つでも未来を考える材料になってくれると嬉しい限りです。

noteもツイッターもフォロー大歓迎です。お待ちしてます！

since  2020/03/06　Dr.N

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