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12/18【雑感】裁定残から見てもみんな様子見ムード?

高値止まりしているダウと日経ですが、騰がるか調整するかの結果発表は着実に近づいている様子です。Bitcoinが激しく上昇を続けており、金も一応は反発してきました。下の画像は今朝のチャートですが、金先物(COMEX)の週足です。

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まだ完全にトレンド転換はしていませんが、従来は金に流れていたマネーが一部Bitcoinに流れている可能性もあるでしょう。その金額までは確認していないので、あくまでも可能性の話ですが。

あとはドルや円の状況ですが、金融緩和がバッチリ効いて新時代モードに変わりつつあるなら円高かつ株高です。今朝は1ドル103円台ということで、円高モードは継続中。不景気=円高=株安、と考えている人が相当多いですが、そんなにシンプルな材料だけでは決まらないのが為替の世界です。

少しこの説明を掘り下げますが、日本の金融緩和の結果だけを考えた場合、最初は円安株高傾向になります。景気回復が顕著になると、円高株高、金も高いという状況になっていきます。だから今の円高傾向は基本的には良い傾向…に見えます。

しかし実際は、海外から様々な影響を受けます。今のアメリカの強いドル安圧力も影響の一つです。円高は景気回復によるものではなく、この影響で円高に振れているだけかもしれません。個人的には、世界と比較して日本はコロナのダメージが圧倒的に少ないので、あながち景気回復が見えてきていても間違いはないと思います。

このあたりをどう判断するか、が難しいです。答えがすぐにわかるものではなく、数ヶ月経過しないとわかりません。だから自分なりにシナリオを組み立てて事前予想してみることが大切だし、それが投資家の一番の仕事です。100人いれば100通りのシナリオが出てくるでしょう。メディア等に出てきて解説しているのは全て後出しです。後出しの評論を聞いて株で勝てるわけがないのです。

実際、企業業績の赤字底打ちはかなり進んでいます。これから最新の四季報を読み進めて確認していきますが、例えば中国がいよいよ債務不履行になるとか、よほど大きな魔物が出てこなければ3月のドン底ラインに落ちることはないでしょう。

ドルや円以外もチェックしています。次は直近の東証一部の裁定残高です。

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買い残も売り残も減っています。みんな相当様子見していますね。これではやはり、目先はどっちに転んでもおかしくありません。ただ、10月以降に売り方は相当踏み上げられましたが、売り残自体はまだまだ残っていますね。そして買い残が極端に増えていないのは少し安心材料になります。将来的な売りの燃料になってしまいますからね。

今日は少し四季報を読みすすめました。肝心の日本製鉄は優秀な部類に見えます。2021年3月期の売上予想が前号から1600億円上方修正、2022年3月期の売上予想が4000億円上方修正されています。この回復スピード感はなかなかのものです。これでも、現状は大きな赤字なのです。設備投資の結果は、いずれ高い確率で大輪の花が咲くでしょう。

本当に、気掛かりなのは全体相場が一旦沈むかどうかだけです。いや、大きな調整がいずれ入るのはほぼ確実でしょう。特にダウは。引きづられて日本製鉄も下がるなら買いのラストチャンスになる可能性は高い。それまで自分の買い意欲をコントロールできるかどうか。力量が試される毎日です。

※12月の四季報が出たら更新、改良します。過去に買った人は更新料などかかりません!(現在更新作業中)

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