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12/30【雑感】大筋の株価シナリオは変わらない、変わるのはそこに至るスピードだけ

かなり前から、まずは日経が22750円を越えることが大切だ、と述べてきました。22750円は、デフレ時代にサヨナラするための第一段階の目標だったわけです。ここを越えることは、30年間の暗い日本株式市場が大きく転換することを意味します

もしコロナがなければ、今年の夏くらいから変化の兆しが見え始め、遅くとも2022年頃に日本株は開花するだろう、と予測していました。そうなると、バリュー株も何もかも株価ステージを大きく上げることになるから、2019年の途中から一番手堅い三菱UFJ銀行を手がけ始めたのでした。しかし実際は、コロナという未知のウイルスが突然やってきて、全てリセットボタンが押されてしまいました。プロもベテランも、尋常じゃない人数が相場から退場しました。

全てが終わったかと思いきや、これが異次元金融緩和をもたらし、あっと言う間に22750円はおろか、昨日はついに次の目標も年内にクリアしてしまったわけです。コロナがなければ2022年まで待たなければならなかったはずですが、幸か不幸か時間を早めてくれた側面があります。マネーの流通と技術革新のスピードは比例しますから、異次元金融緩和の効力がどれほど凄かったかがわかります。

もっと踏み込んで言えば、マネーの流通によってサイクルの展開スピードはある程度変えることが出来る、ということです。サイクルのスピードが早まっていると確信したのは6月頃だったと思います。バリュー株を、引いては日本製鉄を集めようと考えた背景には、サイクルがどんなふうに展開かするか、というシナリオと、そのスピード感が見えてきたからです。あとは、そのシナリオに変更がないかどうかを日々チェックすれば良い、と思っています。今のところシナリオに変更はありません。

ただし、スピード感は地政学的な事情など様々な理由により、加速や減速をします。それがどんな凄腕の投資家でも時間軸は読めないと言われる所以です。しかし、到着する目的地に変更が無ければ焦る必要はありません。目的地に到達するまでに長い時間を要するから、厳密な意味において、投資という行為は長期でしか成り立ちません。

年明けの米国の動き次第では、このスピード感がまた変更される可能性があります。むしろ今はトップスピードに近い速度が出ていますから、幾分か減速することになる可能性が高いのでしょう。トップスピードに変更されたのは大統領選が終わったあたりだったでしょうか。エミンさんに「これはシナリオの前倒しの様なものですか?」とお尋ねしました。そうだ、という回答を頂いて、更に頭の中のシナリオの整理が進みました。だから次の減速は相当大きなチャンスになると見ています。

他に気にすることといえば、先日も投稿したように減速理由だけです。先の読めない理由で減速するなら長引くし、軽い戦闘行為なら大した理由になりませんからラッキーですね。

もう昨日は大きく27300円を越えてくれましたから、心置きなく調整してもらって何も問題ありません。上に行くシナリオはもう昨日確定的になったからです。つまり、無理に今の高値ラインを維持する必要がなくなりました。しっかり燃料補給してから次のステップを目指せば良いのです。

ともあれ、ようやく大納会ですから、安心して年を越すことが出来るでしょう。お疲れ様でした。私は暇人のため、年末年始のお休み期間中も何かしら更新はする予定です。

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