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12/22【雑感】指数は複数組み合わせて使うと分析力が増す

メジャーSQの前に取り上げたPCRという指標を覚えていますか?継続的に時々チェックしていますが、相変わらずこの指数は低い数値で推移しています。これは買い方と売り方の意欲を測るのに役立つツールの一つです。しかし、ツールは複数組み合わせた方が良いのは事実です。分析力が増すからです。

ツイッターではエミン・ユルマズさんがスマートマネー指数とダムマネー指数について触れていました。なかなか探すのは苦労しましたが、これは先のPCRとセットで使うと良さそうなツールです。

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こっちがsmart moneyの指数です。2020年1月から現在を表示しています。青い線がその指数です。点線の間に収まっていれば正常?範囲ですが、はみ出してくると危険域です。今の水準はとても低く、機関投資家と経営者たちの投資資金が引き上げられていることを意味します。今年の年初は既に低い水準で、機関投資家は暴落の準備が出来ていたわけですね。そして4月にかけて買いまくっている。この時はまだ日本株はそれほど買われていませんでしたが、米株が急回復しました。大統領選挙後の高騰も見てとれますね。この時は米株も日本株も買われました。

次にダムマネー(domb money)です。

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これは個人投資家の投資資金が指数になっています。現在においてもメチャクチャ買われています、そして暴落前だった年初の1月も…。

簡単に言えば、プロが売って素人が買っている構図です。これはやはり恐いですね。

そしてメジャーSQ前に取り上げたPCRです。

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これはプット(売り)÷コール(買い)です。プットが少ないか、コールが多くなれば数値が小さくなります。過熱感を測る参考になるでしょう。今はかなり数値が小さく、買いの過熱感が強い印象です。

いろんな指標から黄色信号、もしくは赤色信号のサインが出てきています。市場が調整を欲している感触です。多分これだけダウ30000、日経27000で足踏みしていて大きく上に抜けられないなら、やはりエネルギー不足でしょう。しつこく調整を願ってきましたが、やはりもっと高く株価が騰がるには燃料補給に一旦戻る必要性を感じます。その可能性が日増しに強くなっている、という印象です。

よくあるパターンは、機関投資家が売るために一旦株価が騰がる、という現象です。いつもチャートは騙しがあるから、チャートだけ参考にするのはダメだ、と述べてきました。その騙しの正体の一つがこれです。だから今週は最後の騙し騰げがあってもおかしくないのでは?と予想しているし、珍しく「今度騰がったら追撃の買い増しはしない」と宣言しました。なんなら、少し信用などは解消したり、観察用に買ったどうでもいい銘柄は損出ししようと思います。実際に今日はポジションをかなり整理しています。

これは想像ですが、もしかしたら個人投資家の新規投資資金が底を尽きかけている可能性もあります。だから新たな買いが入らず、今のところ機関投資家も売れていない、とか。買いが入らないと、それに売りをぶつけることが出来ませんからね。

ともあれ、今日はまた下落してきましたから、明日の動きは重要になりそうです。

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