業績相場の戦略を見直そう
この資料は、2022年7月5日に配信した「業績相場の戦略を考える➁」の続編です。前回は業績相場に向けて観察銘柄を大量採用しました。その銘柄たちが3か月でどう変化したのかをチェックします。
今回のテーマは「取捨選択」
前回は銘柄を大量採用したため、新規銘柄の紹介は盛り込んでいません。その代わり、銘柄を「取捨選択するポイント」に重点を置いて解説しています。
選んだ銘柄たちを再評価し、どんな点が変わらず優良であるか、反対に不良になってしまったか。再評価と合理的な取捨選択が出来るようになると、スピード感を求められる業績相場でも相場に対応出来るようになるでしょう。
もう既に業績相場は始まっていると考えています。これは、現在が「好業績を叩き出せる企業はそのまま続伸」し「失速した企業は時間を要する」ことの分岐点であることを意味します。後者が悪いわけではありません。今はその時ではなくても、後から前者と入れ替わって立ち上がる場面が来るでしょう。それが業績相場の後半です。
つまり、現在の段階で銘柄分析をある程度進めておくと、この先に待っている業績相場後半の準備にも役立つわけです。今は業績相場前半に続伸する企業に資金を集め、時間を要する企業を一旦捨てる判断をする時だと言えるでしょう。
自分の頭で考え、判断出来る投資家を目指す
ここからはいつもご説明している通りの注意書きですが、当方では特定の銘柄を推奨することは一切ありません。この資料の情報は、冒頭の投資方針に沿って銘柄を選ぶ場合、「どんな銘柄たちが候補に挙がるか」を四季報を参考にスクリーニングしているに過ぎません。投資判断は各自の裁量によって行ってください。
銘柄の分析数値は客観性を重視しています。四季報の内容と、それらの数値を四則演算して得られるものを記載しています。四季報の数値から導き出された数値は理論値の一つでしかなく、銘柄の良し悪しや株価上昇の確率を意味するものではありません。
むしろ、この資料を読んで頂く方には「考え方」や「分析の仕方」を学んでほしいと思っています。困難な状況でも冷静さを忘れずに、自分の目に映る景色と感性を信じる力を持った投資家になってほしい。引いては、それが日本経済の再生と進化に繋がっていきます。
以上の点をご理解頂き、一緒に真剣に日本の未来のことを考えて頂けると幸いです。
今回の資料はPDF形式での配信となります。
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