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来たる業績相場の戦略を考えよう➁

この資料は、2022年2月1日に配信した「業績相場の戦略を考える」の続編です。配信開始から半年が経過したので、世界の状況や相場温度を再分析し、ポートフォリオを見直しても良い時期でしょう。

基本的な方向性や投資方針は変わりません。ただ、大枠の方針は変わらずとも、攻めと守りの意識の比重は状況に合わせて変えていくべきです。

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今回の資料も、四季報のデータを参考に割安性、財務安全性などについてまとめています。イーグル工業など、ツイッターで触れている銘柄についても継続観察しています。

今回のテーマは「守りの意識を高める」

どうして守りの意識を高める必要があるのか…その理由を含め、いつもの様に相場サイクルと照らし合わせた考えを資料の中で解説しています。

そして、実は隠れたテーマがもう一つ存在します。それは「カウンター攻撃」です。今は守りの意識を高めるべき時期ですが、上昇相場に急転する可能性も秘めた時期でもあります。もっと言ってしまうと、今回の四季報を読む限り、好業績を叩き出しそうな銘柄は想像以上に多いです。全体相場は冴えない状況ですが、水面下で静かに業績相場が立ち上がってきている可能性があります。

よって、100%守りに徹してしまうと、急転した際にチャンスを逃してしまいます。守りの意識を高めつつ、状況が急転した場合にカウンター攻撃を仕掛けられるような銘柄を選択する方が良いでしょう。

つまり、選ぶべき銘柄のタイプは「①好財務に裏打ちされたバリュー銘柄」で、かつ「➁業績回復や伸長が期待出来る銘柄」です。銘柄数は全部で52と、前回資料のなんと約1.6倍です(前回は33銘柄)。

自分の頭で考え、判断出来る投資家を目指す

ただし、いつもご説明している通り、当方では特定の銘柄を推奨することは一切ありません。この資料の情報は、冒頭の投資方針に沿って銘柄を選ぶ場合、「どんな銘柄たちが候補に挙がるか」を四季報を参考にスクリーニングしているに過ぎません。投資判断は各自の裁量によって行ってください。

銘柄の分析数値は客観性を重視しています。四季報の内容と、それらの数値を四則演算して得られるものを記載しています。四季報の数値から導き出された数値は理論値の一つでしかなく、銘柄の良し悪しや株価上昇の確率を意味するものではありません。

むしろ、この資料を読んで頂く方には「考え方」や「分析の仕方」を学んでほしいと思っています。困難な状況でも冷静さを忘れずに、自分の目に映る景色と感性を信じる力を持った投資家になってほしい。引いては、それが日本経済の再生と進化に繋がっていきます。

以上の点をご理解頂き、一緒に真剣に日本の未来のことを考えて頂けると幸いです。

今回の資料はPDF形式での配信となります。

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94字 / 2ファイル

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