【バックエンド徹底解説】バックエンド商品は量産するべき理由と量産する方法
バックエンド商品が作れない?安心してください。
今回の記事でバックエンド商品について語り尽くします。
ここまでバックエンドについて詳しく話してる人はそうそういないと思うので、このnoteを見るだけであなたもバックエンド博士です。(ネーミングださい)
さて、本題。
【バックエンドを量産するべき理由】
まずタイトルにも書いてありますが、僕はバックエンドをたくさん用意すべきだと考えています。これには明確な理由があります。
この前提部分をちゃんと共有しておくと、バックエンド商品の作り方も理解しやすくなるので、面倒だと思って読み飛ばさないでくださいね。
で、結論から言うとバックエンド商品を量産すべき理由は
の2つです。
理由①全ての悩みを一つの教材で解決しようとするととんでもないボリュームになって消化不良になるから。
このnoteを読んでいるのはビジネス系発信者の人が多いと思うのでビジネス系のバックエンドを作っていくことを想定して書いていきますね。
まず一つ目の「全ての悩みを一つの教材で解決しようとするととんでもないボリュームになって消化不良になるから」という理由について。
僕の話をすると、僕は仕組みを作りたい人に向けて
「仕組みの創設」という企画で動画を(8時間くらいのボリューム)を会員サイトに格納しています。
オールインワン教材として、ビジネスのテーマ決めから商品作成からLP作成からステップメールからセールスレターから全部網羅して一通り詰め込んでいます。
これさえ見てくれれば全体像はわかる。仕組みは作れる。という内容になっています。
しかし、この8時間のボリュームでは解説しきれないところもあります。
感情を揺さぶるセールスライティング、お客さんをファン化する方法、時代に合わせ集客方法などなど、無数にあります。
詰め込もうと思えばいくらでも詰め込めるのですが、あえてコンテンツを増やさないようにしているんです。
これは僕がケチっているとか、そういう意味ではなくてこれ以上コンテンツを詰め込みすぎると参加してくた人が消化できなくなるからです。
8時間のボリュームですら、こんな質問をいただきます。
「ステップメールの1通目って何を書いたらいいですか?」と。
ですが、さっきも言ったようにステップメールについても解説しているので、1通目に何を書けばいいかって企画の中で話しているんですね。
だから「それ、動画で喋ってますよ?」って思ってしまったり。笑
この質問をしてくれた方は、おそらく企画の中身を全部見ていないんだと思います。
あるいは一度見たとしても、ささっと流し見したり忘れてるのかもしれません。つまるところ消化不良になってるわけです。
だからこれ以上のコンテンツを詰め込んで20時間、30時間と動画の数と時間を増やしても、むしろコンテンツが多すぎる故にお客さんが学習できなくなることも考えられます。
教材を買う目的ってボリュームが欲しいわけじゃなくて「望む未来が手に入るから」ですよね。
必要十分量のコンテンツを詰め込めば、それ以上はむしろ邪魔になります。
コース料理でもメインのお肉を食べていい感じにお腹が膨れているのカレーとラーメンが追加ででてきて、さらにパスタまで出されるようなものです。
だから、極端な話1時間の動画でも、10時間の動画でもお客さんが成功できるならどっちでもいいのです。
というか、1時間の動画と10時間の動画では、で同じ成果が出るなら1時間の方が教材としては優れています。
仕組みの創設のゴールは仕組みを作ることなので、8時間のコンテンツがあればとりあえず足りるのです。
だから決して自己弁護するわけじゃなくて“なんでもかんでも詰め込みすぎる”というのは、購入者に対して真の意味で優しくないと僕は思っています。
哲学者のパスカルがこんなことを言っていました。
「今日は時間がなかった為に、このように長い手紙になってしまったことをお許しください」
と。
これ、どういう意味かわかりますか?一瞬意味がわかりませんよね。
なぜ時間がなかったら短い手紙になるのに時間がなかったのに長い手紙になったのか?
なぜ短い手紙よりも長い手紙の方が喜ばれるはずなのに、長い手紙になったことを謝っているのか?
カラクリはこうです。
時間がない中で急いで書いた文章は無駄が多く、荒削りなうえにだらだらと長いばかりでぶよぶよの脂肪だらけの文章だから、です。
本来なら無駄な部分を削って、出来るかぎり読みやすく整えてあげる必要があります。
いわゆる脂肪を落として引き締めてあげる作業に時間がかかるというわけですね。
つまりパスカルは
「時間がなくて引き締め作業ができませんでした。脂肪だらけで読みにくい手紙のままでごめんなさい。」
と言ってるのです。
これはコンテンツでも同じことが言えます。コンテンツを詰め込みすぎると、受け取る側も消化できない。
ぶよぶよの脂肪だらけで読みにくい手紙を渡しているのと同じです。繰り返しになりますが全部詰め込む、というのは実は間違いです。
お客さんに優しくない。
だから消化不良にならないかつ、しっかりと成果がでるボリュームはどれくらいか、さじ加減を見極めて商品を作るのが僕たちの仕事です。
仕組みの創設に関しても
などなど、本来は上記の内容をすべて細かく解説したいところですが、それをやろうとすれば、たぶん100時間を超えます。
これらを全て1から10まで語って1つの企画に詰め込んだらどうなるか?
ボリュームに圧倒されて99%の人が「ああ、俺には無理だ・・」と、挫折します。
確実に消化できないことは目に見えてます。
焼肉を食べたい人に牛一頭丸焼きにしても食べきれないから細かく切り身にしてるのと同じで、ビジネスで成功したい人に100時間分の動画を渡しても消化できない。
だから
・ライティング
・マーケティング
・ブランディング
などと細かく分けて、それぞれ10時間ずつ解説するような別の商品(バックエンド)として出してあげるべきなんです。
これが一つ目の理由です。
理由②悩みは一つ解決されても新しい悩みがでてくるから。
じゃあ二つ目の理由「悩みは一つ解決されても新しい悩みがでてくるから。」について。
さっきも言ったように仕組みの創設では、細かい部分を全て詳細には解説できていません。
最低限、仕組みができるようになる、というところをゴールにしているからです。
マーケティングやブランディング、ライティングの細かい部分までは語っていません。
で、これがいわゆるオールインワン教材の弱点というか全体像を話しているので構造上どうしても「広く浅く」になります。
仕組みを作り終わったあとに、さらなるビジネスの成功を目指すとするなら
のような新しい細かい悩みが絶対に出てくるのです。
とはいえ、先ほども書いたようにこれらの悩みに全て応えるために、仕組みの創設にコンテンツを投下し続けると消化不良になってしまう。
だからこれらの細かい悩みをピンポイントで解決できるバックエンド商品を作ってあげた方がお客さんにとっては親切なのです。
これがバックエンドをたくさん作ったほうがいい理由です。
ここまで、大丈夫ですか??
【バックエンドを量産する方法】
では、バックエンドを量産する方法について。
この方法さえ知っていれば作ろうと思えば商品は無限に作れるのでぜひ実践してくださいね。
しかも、至極真っ当な方法なのでお客さんから
「こいつ、また商品作りやがって。金の亡者かよ」
なんて思われるリスクもありません。むしろ感謝されるし、お金はいただけるし非常にいいことづくしな方法です。
さっきも言ったようにひとつの商材で全ての悩みを解決することは不可能なんですね。細かい悩みが絶対に生まれます。
だからその「細分化された悩み」を潰す商品をたくさん作ればいいんです。
例えば僕は「オンライン完結型の商品作り」に特化したProduct Makerという商品を作りました。
このProduct Makerが生まれた背景は
「ある程度ビジネスを実践していて、業界の有名人のことも知ってて、有名人の商品を真似して自分も作ってみたけど売れなくて、このままじゃダメじゃないか・・?」
という悩みを持っている人が大勢いたからです。
つまり「つい最近ネットビジネスを知りました」的な初心者が抱える悩みを解決するのではなく、ある程度ビジネスを実践していくと出てくる悩みを解決する商品なのです。
なので
「成功者の劣化コピーじゃ稼げませんよ。全く同じ商品ならあなたから買う理由がないですよね?だからオリジナルの商品を作りましょうよ。」
とレターを書いて販売することにしました。
お客さんからすると自分でも薄々気が付いている問題点を解決してくれる商品なので、多くの方が手に取ってくれました。
3日くらいで100万円近く売れて、今でも自動で月に何本も売れてます。
こんなふうに細分化された悩みをピンポイントに解決する商品をどんどん作っていくのです。
Product Makerを実践してくれた人からはすぐに成果報告も来たうえに
「学んだ内容をそのまま自分のお客さんに教えてあげたらお客さんも成果出ちゃいました。」
という感想までいただけました。お客さんからすごく感謝されましたし、本当に作ってよかったです。
まさしく“価値を提供した対価としてお金をいただく”というビジネスの原理原則に沿っているわけですね。
ちなみに、僕はまだ作っていませんが
・教えている人が結果を出すためにどうしたらいいか分からない
・教えている人と頻繁に揉めて疲弊してしまう
という悩みがあることも把握しているので
「コンサルしたお客さんがが高確率で結果を出せるコンサルタントになる方法」
みたいな商品を作ってもいいですね。
あるいはProduct Makerを買ってくれた人の次の悩みとして
「1個目の商品は作れるようになったけどバックエンドが浮かばない」
というものがあります。
だから
「1個目の商品は作れるようになったけど、バックエンド商品が浮かばない人のためのバックエンド無限量産思考法」
みたいな商品だっていいでしょう。もうこのnoteで話しちゃってますけど。笑
実際、このnoteで話している内容を、もっと細かくケーススタディとワークと質疑応答のサポートもつけて3万円とかで売っても、きっと売れたと思います。そして満足度も高い商品になったでしょう。
あるいはセールスレターが思うように書けない人のために「見たらつい欲しくなる強力なセールスレターをたった1日で書けるようになる教材」を作ってもいいかもしれません。
強烈なファンがつかない人のために「読めば1発でファン化するブログプロフィール記事を書けるようになる教材」もいいかもしれません。
こんなふうに、ビジネスを継続していれば悩みは尽きないわけです。そう考えたら無限に商品アイディアは浮かぶでしょう?
バックエンドが思い浮かばない人が今すぐやるべきこと
バックエンドが浮かばない人が考えるべきことは、フロントエンド商品を買ってくれた人に「数珠繋ぎ的に生まれる細かい悩み」を見つけることです。
フロントエンドの購入者にインタビューしたり、いただいた質問から、何か商品化できないか考えてみてください。
「数珠繋ぎ的に生まれる細かい悩み」がコツです。これを注意深く観察するだけでバックエンドのアイディアは生まれるはず。
しかも感謝しながら買ってくれるし自分は売上が増えるし、やらない手はありませんね。
バックエンド、というと「売る側が利益を最大化するためにやる」って思われがちですが、今回のnoteを読んで印象は変わったはずです。
不必要なものを売りつけて儲けているわけではありません。
悩みが一つ解決されても、数珠繋ぎのようにまた新しい悩みが死ぬまで出てくるのが僕たち人間です。
恋愛に置き換えても
と一生悩み続けるわけです。
だから理論上は死ぬまでバックエンドは用意できます。(死んだらお墓はどうする?相続はどうする?など)
悩みを解決してあげることがビジネスですからバックエンド商品を否定=ビジネスの否定と言えるわけです。
余談ですが、バックエンドを上手にやってるのが進研ゼミを運営しているベネッセです。
昔からベネッセは年商4000億円の最強の情報商材会社と呼ばれています笑
というのも、ベネッセは
と、このように生まれた瞬間から死ぬまでバックエンドが抜かりありません。笑
ベネッセほどじゃなくても、僕たちビジネス系発信だって細かい悩みを拾うことでバックエンドは大量に用意できるんですよ。
売るものがありません、バックエンドが作れません、というのはお客さんの悩みをしっかり見ていないからです。
あ、ちなみにお客さんの悩みはわかったけど解決策が提供できないなら、それはもう自分の実力が不足しているので努力するしかないです。
たまに自分がその悩みを解決していないにもかかわらずそれをさも成果が出るような表現をして商品化して売ってる人がいますが、僕は反対です。
自分がデブなのに、痩せる方法を教えるようなものだからです。
まずは自分が痩せてからでしょ?(自分が成果を出してからでしょ?)
自分すらも結果を出していないような、机上の空論の商品を買ったとて結果は出ないだろうしお客さんも不幸になるうえにクレームになって販売者自身も不幸になりますから。
普通の人なら嘘ついてる気になると思うので、販売してて自分が罪悪感に支配されて苦しいと思います。
たまに何も感じないサイコパスみ溢れる人もたまにいますけど一時的に儲かっても、短命で消えるまでがセットですね。
(せこいマインドの人は決まって数年で消える説)
ということで、バックエンド商品だけでもまだまだ書けてしまうので、そろそろ終わろうと思います。笑
時間がなくて、長文になってしまいましたがこれだけでも教材になるレベルのことを書いたつもりです。
せっかくなのでバックエンドの候補を5個くらい書き出してみてください。
ぜひ、消化してくださいね!ではでは。
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