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新曲「泡」の制作秘話など

こんにちは、唯七です
今回は、新曲「泡」の制作秘話などを書いていこうと思います

こちらは、ボカデュオという企画の参加曲で、
歌い手、ボカロP、絵師、動画師、MIX師がチームを組んで一つの作品を作り上げる企画となっています
曲はこちら https://youtu.be/Ng8An1Fm33s
企画詳細はこちら https://twitter.com/VocaDuo_

曲について


普段であれば、歌詞の解説を書いているのですが、
歌い手さんの”自由な解釈を”という意向を尊重し、
敢えて書かないことにします(歌詞は一番下に記載)
ただ、一つだけネタばらしを…

ラスサビの "あの日、口にしたこと" の部分、
この"口にした"とは、"言葉を発した"という事ではなく、
"食べた"という事なんです
人魚の肉を食べると永遠の命を得られるという、
カニバリズムな表現を取り入れています
これを理解すると、だいぶ見方が変わってくるのではないでしょうか
怖いですね

曲を聴いて分かった方もいるかもしれませんが、
実は、拍子が途中で3回変わっています
1番4拍子、2番6拍子、ラスサビ7拍子、ラスト4拍子です
特にサビの部分は、歌メロや楽器のフレーズを
極力似通ったものにしたため、
一見すると全部同じに聴こえるけど、よく聴くと拍子が違う!
といった、視聴者を欺く演出を取り入れてみました
無事欺かれてくれましたでしょうか?笑

リードギターの音色について、
コーラスを深くかけた独特なものにしてみました
一度この音で曲を作りたかったんです!!!
結果として曲の雰囲気にとても合っているんじゃないかと
個人的に思っています
時代遅れと言われるギターソロもふんだんに入れてやりました
流行に流されるなんて嫌ですからね?

チームについて

チーム名は、「橙に秋」と言います
メンバーは以下です
Vocal :あじたまも(と) https://twitter.com/4343_ajitamamo
Music,Movie:唯七 https://twitter.com/n_fn_7
Illust :一瀬ある https://twitter.com/ll010010100
Mix :ishikoro https://twitter.com/korokoroishikor

皆さん青春嫌いという事が発覚したため、
青の補色の"橙"、春の反対の"秋"を組み合わせて、
「橙に秋」というチーム名に決まりました
綺麗な言葉に見えますえど、闇を感じますね

3月から始動して、4か月間共に作品を作ってきました
曲、歌、絵、動画、MIX全てにおいて頻繁に相談を行い、衝突しつつもたくさん試行錯誤して、全員が納得のいく作品に仕上げることが出来ました
メンバー全員の、非常にたくさんの思いが詰まった作品です

歌い手さんには、歌詞の素案を考えていただいたり、普段宅録ですが今回のためにスタジオで録音してくださったり、コーラスを何本もとっていただいたりと大変ありがたかったです
歌声や細かなニュアンス等、曲の雰囲気に非常にマッチしていると思います
絵師さんには、曲にとても合う素敵なイラストに仕上げていただきました!
メンバーの、もっと髪を虹色に輝いているようして!とか、タイトルの文字いい感じの作って!という無茶ぶりにも対応いただき、想像以上の仕上がりとなり感動しました
MIX師さんには、私の雑な音源をとても迫力あるかっこよすぎる音に仕上げていただきました
最後の演出を不穏に深海に沈んでいくような感じに!という曖昧なお願い等も完璧に表現いただいて、とんでもなくいい雰囲気にしていただきました
出だしのタイトルが出る部分なんてめちゃくちゃ鳥肌立ちました

ここまで付き合っていただいた皆さんには本当に感謝しています

最後に

本当は書きたいことがまだまだたくさんあるのですが、とんでもなく長文になってしまいそうなので、この辺にしておきます

一人で作品を作るのも好きですが、誰かと共作するのは楽しいですし勉強になるので、今後も定期的にやっていきたいですね
コラボしてくれる人常時募集中です!笑

ではまたの機会に…

Lyrics

「泡」

#第一章 鏡の国の君

沈みゆく暗い海の中で
残された方の手を伸ばした先
同じ顔の君が泡を連ねた

見つめ合った
鏡の国とは相容れないのに
形のない無数の綺麗な
記憶が弾け飛んだ

"君は誰?"

#第二章 擦違

真っ青な瞳と
沈みゆく亜麻色
追いついたのに掴めなくて
向き合ったのに映らなくて
話しかけても聴こえなくて
ただ、貴方をXXXX

届かなかった
ただ一度だけ手に触れたくて
不可逆で無類に煌めく
ガラスが弾け飛んだ

#第三章 御伽の泡影

御伽話なんて信じていないけれど
僕等が出会ってしまったのは
どうして?

#第四章 永遠に、共に

溶け合った
あの日"口にした"ことは
忘れないから
目に映らないけど 
永遠共にいられるから

#第_章 ______

無限の海の中
暗く冷たくて
永遠君と共に
深く 深く 深く...

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