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息子に読んであげたい詩集

こちらの記事を読んで知った「ポケット詩集
読みました。

詩集を読んだのは、本当に久しぶり。
一人の詩人の詩集ではなく、たくさんの詩人の素晴らしい作品をまとめて読める。宝石のような詩集。

編者 田中和雄さんが書かれた「まえがき」に、こんな言葉があります。

生まれてから死ぬまでの一生の間、自分はなぜ生まれてきたのか、何の用事でこの地救上にいるのか、ほんとうの生き方というものがあるのか――悩みはつきません。その折り折りにこの詩集は役に立ちます。気に入った詩にであったらなんども読み返し、時には声にだして読んでごらんなさい。読み返すたびに、階段をおりてゆくように、真実の底にたどりつくでしょう。生きていてよかった、と思う時が、かならず、きます。

ポケット詩集」まえがき より

7歳になる息子は時々
「どうして僕は生まれてきたのかな?」
と聞くことがあります。

私自身は、そういう疑問をほとんど持たずに大人になってしまった。
いつも答えに困って、その場で色々と答えたりはぐらかしたりしてしまっていました。

自分が自分のままでいることを喜べたら、人生は大成功。

【ポケットに詩を】第三話:自分が自分のままでいることを喜べたら、人生は大成功

北欧暮らしの道具店の、田中和雄さんインタビュー記事にもあったこの言葉。

ようやく、息子にちゃんと答えてあげられるかな?という言葉に出会うことができました。

もう一つ、「ポケット詩集」に収められた詩の中で、
生きることについて詠った詩がありました。

200憶光年のなかの小さな星。
どんなことでもない。生きるとは、
考えることができるということだ。

本を読もう。
もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。

ポケット詩集」世界は一冊の本 長田弘

今度息子に「どうして僕は生まれてきたのかな?」と聞かれたら、
「ポケット詩集」の中の詩を読んであげたいと思います。


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