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掃き掃除仲間は、きっとどこかに。

昨年、マンションから一戸建てに引っ越してきた。
生まれ育った家は一戸建てだったけれど、一人暮らしを始めたアパート暮らしから結婚後もずっと集合住宅暮らし。久しぶりの一戸建て生活。

道路掃除 再開

子供の頃、お手伝いの定番は道路掃除だった。庭ではなく、道路。子供の頃住んでいた家は、塀アリ門扉ありの家。(昔は普通の家でも門扉がありました。)お手伝いは、門をあけ、車が通る道路の端っこをほうきとチリトリで掃くというものだった。枯れ葉やゴミなど落ちていることが多かった。
「自分の家の前の道路をキレイにしておくのは、必要なこと」と言われて、そういうもんかなと思ってお手伝いをしていた記憶がある。

さて、〇十年後一戸建てに住むことになった私。かつての記憶を掘り起こして、自分の家の前の道路部分までは我が家の掃除範囲と思って時々掃き掃除をしている。

でも、ふと思ったのだ。
「最近、道路の前を掃き掃除している人、みかけなくない?」

お隣の人も斜めの人も掃き掃除している姿を見かけない。
昼間近所を散歩することもあるけれど、道路まで掃き掃除している姿ってみない。

でもね。道路とか駐車場の部分とか外回りってゴミや枯れ葉が飛んでくるし、結構汚れるんですよ。皆さんどうしているのだろう。

整っている場には、必ず心をかけている人がいるはず

自分の家の前の道路を掃くという行為は、なんだかもう懐かしい、昔ながらの在り方になってしまったのだろうか?と思って、近所の道を歩く。

でも、よく見てみても、そんなに荒れていない。もちろんゴミが落ちている場所もあるけれど、枯れ葉や花びらもなく整っている場所が多い。

掃き掃除をする人は、確かに見かけなくなった。でも、私がたまたま見かけていないだけなのかもしれない。

外回りって何もしていないとすぐ荒れてしまう。だから、ある程度整ってみえるということは、手をかけ、心をかけている誰かがいるということ。

掃き掃除仲間が、きっとどこかにいるはず。
春は風が強くて、すぐ砂埃だらけになるし、散り始めた桜の花びらもたくさん落ちている。時々は掃き掃除。ぼちぼちやりましょう。


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