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相手を傷つけないために知っておきたいこと_NVC論_vol.1

話し相手との円滑なコミュニケーションは上手くいっていますか?私が理系だからなのか、よく言い方がぶっきらぼうになってしまい、暴力的な発言と捉えられるような時があるようだ。(自覚なし)まぁ、教員やってるわけだし、少しは円滑なコミュニケーションスキルを身につけたほうが良いということで、NVCについて少し勉強しようかな?と思っている。

NVCってなんだろう?
NVCとは、Nonviolent Communicationの略で、非暴力コミュニケーションのことを指す。

今回はNVCについて「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」という本を参考にした。

NVCの基本は以下の4つ。
① 観察
② 感情
③ 必要としていること
④ 要求
この①〜④を組み合わせて発言をすることによって、非暴力的にコミュニケーションを進めることができるようだ。

今回は①〜④について、少し簡単に説明をしていこう。

① 観察
まずNVCの基本は、その時の状況や人の行動を観察することだ。このとき注意しなければならないのは「好き嫌いを別にする」ということ。ある人の行為をシンプルにそのまま述べるだけだそうだ。この観察が簡単なようで難しい。

② 感情
次に、相手の行動に対して、自分がどう感じるかを述べる。意外とこの感情を素直に述べられる人は少ない。多くの人が、自分の感情を述べているようで、述べられていない。

③ 必要としていること
②の感情に対して、自分が何を必要としているから、そのような感情を生み出しているのかを明確にする。感情を生み出すというと「嫌われる勇気」という本を思い出してしまう。

④ 要求
最後に、相手に対する具体的な要求を述べる。しかも、この要求は自分勝手な要求ではなく、相手と私の両方を豊かに、また素晴らしくするための要求である。利己的ではないということがミソであろう。

以上がNVCの基本であるが、①〜④を組み合わせた発言とは以下のような感じであろうか?

「DAWNA!!ベッドの上に抜いだワイシャツがそのまま置いてあると、私はイライラしてしまうの。せっかく一緒に住んでいるんだから、2人で使う部屋はもっと綺麗に片付いた状態にしておきたいわ。脱いだワイシャツはハンガーにかけておくか洗濯機に入れておいてくれないかしら?」
以上、独身男性の妄想であった。

このようにNVCを意識して、相手に発言をすることで、相手を傷つけず円滑にコミュニケーションを進めることができるようになる。

次回からは①〜④について、それぞれ詳しく説明していきたい。

つづく

▼参考にした本


#NVC #非暴力コミュニケーション #書評 #まとめ

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