ビジネスコラムのコピー

4月は絶望的に売れなかった

僕が趣味でやってる海外オークションサイトeBayでの販売。4月は絶望的に売れなかった(なんと1件のみ!)ので、自己分析してみる。あと対策も。

※上のグラフは僕のeBayのセラーダッシュボードで、売り上げを棒グラフにしたものです。24時間や7日以内に売れたものはゼロ、30日で売り上げ$1280となってます。90日では$10559売ってるので、30日平均では普通$3000は売ってなきゃおかしいことになります。

アメリカの景気が良くなかった?

NYダウが9ヶ月ぶりに18,000ドルを回復したけど、実のところeBayでは僕が売っている商品は「景気の雰囲気」に結構左右される。要するにコレクター向け贅沢品で生活必需品ではないから、「なんか景気悪いねー」という雰囲気だと売れにくいのを経験的に知っていた。

でもこの9か月間はどうだったか?というと、ダウが下がっていてもそれなりに売り上げを上げている。でもアメリカのディーラー(僕の顧客)は僕より敏感に「なんか売れねー。仕入れるのを手控えよう」とか思っているのかもしれない。実際、僕の時計仲間と話していてもロレックスの買取価格が意外なほど下がっていて、「今は時計は売りにくい。しばらくしたら店頭価格もガンと下がるのではないか?今はロレックスは買わない方がいいね」とか話してました。来るかな、リーマンショック以来の不景気?

$3750の直接取引で満足しちゃった?

4月初めにお客さんと直接取引で$3750の直接取引をまとめた。これで満足しちゃってテンションが落ちたのかもしれない。ただしドルは手に入れたけど、円高なので困ってます。$1=110円はなかなか超えないねー。そういう意味では円高だからテンション上がらないというのもありそうです。

僕の商品が高くて魅力がない

僕は新作にはあまり興味がなくて(新作を格安で入手して低価格販売する、というビジネスモデルではないという意味)、年数がたっても価値が落ちないビンテージ品に興味がある。それはつまり僕が扱っている商品がこの数年あまり変わらない…という意味でもある。

そうなると「欲しがっていたコレクターのもとに商品が一巡して、マーケットが縮小した」という可能性もある。これはヤバイ。新しい商材、新しいマーケットを探してeBayをイチから攻略する必要がある。

競争相手の増加でレッドオーシャン化

この2年ほどは円安になってeBay上でも競争相手が増えてきた。結果として商品価格が下がってきた。前は$600で売れていたものが$300でも売れなくなってきたのである。僕の競争相手は日本のブランドリサイクル店なのだが、円安を背景に大量出品して(経営陣からのプレッシャーもあるのだろうが)思ったより売れなくてディスカウントを始めた。特に2~3月の決算前はひどかったように思う。僕の印象的には、$1=85円くらいの円高時代の方が$1=109円の今より利益率が良かった。

もう一つは嫌な話だけど、アメリカにもデフレが忍び寄っているかもしれない。いや日本もそうだけど、「価格低下=デフレ」ではない。インターネットの普及によるCtoCビジネスの一般化を原因としてた「ITデフレ」のような気がする。つまり景気が良くなっても思ったほど値段が上がらない可能性がある。これは僕以外にメーカーが打撃を受けるんじゃないかな?

バイヤーの高齢化

僕はnote以外にも趣味のブログを書いているのだけど、読者の年齢層がやばくなってきた。40代・50代・30代がほとんどで20代は2.8%しかいない。これはつまり若者はスポーツカーや高級時計、バッグにジュエリーとか要するに「バブル時代の遺物」に興味がないということですね。

まあこの手の消費を支えているのは実際には40代以上なので「マーケットと読者層が一致している」といえば聞こえはいいのですが、先細りは決定的ですな。だって60代になると過剰な消費はしないだろうし、女性にジュエリーをプレゼントしないだろうから。

さてどうするか?

このまま続けるか、やり方を変えるか、もう手を引くか?
ちょっと考えます。

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