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人を大切にしない職場の問題点とは



人材を使い捨てる職場

Nバクチャンネルの視聴者さんやNバクコンサルのユーザーさんの中には、人員不足の職場で働いている人や、サービス残業など長時間労働をしている人も多いですが、こういう現場は人材の入れ替わりが激しく、毎年スタッフが辞めていき、それと同時に新人や中途採用者が入職してきます。

こんなサイクルの中で働いていると、だんだんそこで働く人たちの感覚が麻痺してきて
「いずれ人はいなくなるものだよね」
「隣の部署の〇〇さん、体調壊して休職したらしいよ」
「まぁ人が辞めても、代わりがきく仕事だしね」

と、人材を消耗品のように捉え、扱い始めてしまいます。

とはいえ、こんなことは言うまでもありませんが、人材は消耗品なんかじゃありません。
どんな人でも消耗しないようにケアされるべき存在で、ぞんざいな扱いを受けると悲しい思いをするし傷つくし、怒りもします。
なにより、心や体が壊れてしまったらそんなにすぐには回復しないんです。

人間の本能と重要感

人間の生まれ持った本能的な欲求として「誰かから重要な存在として扱われたい」という感情があります。自分を重要な存在として扱ってくれる人のことをだんだん好きになり、その人のためなら少々の無理難題でも動けてしまう、そんな健気な一面もあります。

そして「自分は重要な存在・価値ある存在である」と自分自身で思えている感覚、これを"重要感"と言います。
この重要感こそが、人の自信やモチベーションの源であり、私たちの内面の満たされ具合を決定づけると言っても過言ではない、重要すぎる要素なんです。

重要感を奪う関わり、与える関わり


この重要感というものは、与えてくれる人よりも奪っていく人の方が圧倒的に数が多いのが世の常です。

特に職場の上司や先輩たちが、部下や後輩の重要感をたった一言で奪ってしまう、むしろゼロにしてしまう光景をよく見かけます。

「あなたの発言や動きはこのチームに必要ない」
「あなたには能力がない、センスがない」
「この仕事に向いていない」


こういうことを言われると、真実や事実はどうであれ、言われた側の「重要感」が奪われます。重要感が奪われた結果、その相手のことが嫌いになるだけではなく、自信やモチベーションは枯れ果てて、仕事や人生に前向きではなくなってしまいます。

しかも絶望的なことに、多くの管理職や先輩陣は、自分たちの一言にそんなにも大きな影響力があることを知りません。

逆もまた然りで、
「あなたはこの仕事向いてるね」
「あなたの動きがチームを助けてるよ」
「私たちには君が必要だよ」

こういう上司や先輩たちの一言で部下や後輩の重要感を満たし、相手の自信やモチベーションを引き出すことができるわけですが、自分たちの言葉にそんな大きなパワーが宿っていることに、多くの先輩たちは気づかずにいます。

重要感を大切に守り、周りに与えるには

自分自身の重要感を守る方法は複数あります。

・繰り返し重要感を奪う相手の発言を鵜呑みにしないこと
・重要感を与えてくれる人物を近くに置くこと
・私なんて……というネガティブなセルフイメージをなくすこと
・明確な根拠はなくても「私は重要人物だ」と思い込むこと
人に重要感を与える側でいること

最後の「人に重要感を与える」というのは、実は最も手っ取り早い方法です。
目の前の相手に笑いかけたり、出会う人には自分から挨拶をしたり、パートナーの素敵な部分を褒めたり、同僚に感謝を伝えたり。

相手の重要感を与える側に回るメリットは計り知れません。
人はみんな誰かから「重要な存在として扱われたい」という本能があって、自分を重要な存在として扱ってくれる人のことをだんだん好きになり、その人のためなら動けてしまう、そんな健気な一面があるから。

お互いの重要感を満たし合う好循環を目指していきましょう。

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