20220106
牡蠣食べたい?って突然電話が来た。別に牡蠣は大好物なわけじゃないけど、前に話したことを覚えていてくれたことが嬉しかった。牡蠣を食べて、東北の日本酒を飲んで、たくさん話して帰ってきて今。
仕事始め一日目。来年度の自分の働き方を上司に相談させてもらった。もちろんすぐオッケーってなるとは思ってなんていなかったけど、実際に話してまだまだ自分の甘いところがあるなって思わされた。ただ、行政でもなく何かの肩書きがあるわけでもなく、一個人としてやりたいと思うことがあったとしても、結局は自分は何者かになってしまうのだなあということがもどかしく、苦しいなと思ってしまった。
わたしはこの2年間、学校の教員でもなければ、行政職員でもないと感じていた。みんなどこの場所でもとてもあたたかく受け入れてくれはするものの、どこか「どこにも属していない感」があった。それは自分が勝手に感じてるものと言われたらそれまでだけど、でも実際宙ぶらりんではあったと思う。だけど、肩書き上ではわたしはどこまでいったって行政職員で、周りからはそういう見方をされてしまうんだってさ。本当にそうなの?って疑問は、ある。馬鹿らしいなって、正直思った。
この町にこの先の人生を捧げるって思わないと、やりたいことはやっちゃいけないんだろうか。たとえその中身が大事なことだとわかっていても。そんなに覚悟がないとやれないんだろうか。このままこの町に残るんだ思うことのハードルは、今のわたしにとってはとてつもなく高い。