20180624

東京にて、大学時代の先輩の結婚式に出席させていただきました。イベント運営の学生団体で知り合った先輩だったから、集まったのもその界隈なのだけど、中には五〜六年ぶりに合う先輩やら後輩やら同期がいて、変わってたり変わらなかったり、結婚したり離婚してたり、太ったり痩せてたり、剥げていたりふさふさだったり、確実に年月の流れを感じて。でも、集まれば空気感っていうのは昔のままで、それがすっごく懐かしくて楽しくてうれしかった。

その学生団体って、北海道じゃなかなか有名なイベントのメイン会場を運営する団体で、主体は学生と言いつつ、大人が関わったり行政が関わったりする部分も多くって。だからこそ、しがらみもいろいろあって、その中で学生として精一杯やれることをやってはいたんだけど、うまく行かないことだってたっくさんあったんだよね。わたしにとってはそのうまく行かなかったことがコンプレックスにすらなるくらい、当時はめちゃくちゃ落ち込んだし、昇華するのにも数年かかることだったんだ。

でも、今回、そのときのメンバーが集まって、当時のことをいろいろ振り返る中で、その時何を感じていたとか、どういう思いを持ってやっていたのかみたいなのを話すことができた。八年も前のことだけど、大人になった今、やっとちゃんと話せたんだ。それがとってもいい時間だったように思う。

今回話して気づいたことは、それぞれの持つバックグラウンドやかける想いはバラバラだったけど、最終的にはみんな"イベントの成功"ただそれだけを目指してたよねってことで、そう思えたことがわたしの中では革命的なことだった。何を持ってして成功かっていうのはもちろん人それぞれなんだけど、その目指すもののためにみんながむしゃらにやっていたんだよなーってことが今更だけどすんなりと腑に落ちて、胸につかえていたものがなくなった感じがした。当時、えらそーぶっていたやつも、悩みながらも藻掻いてたんだなあっていうことがわかって、「なんだ、みんな一緒だったんじゃん」ってことに話しながら気づけて。
それって、普通に考えたら当たり前のことなんだけど、当時は上手くいかないなぁってことばっかり見ていて、孤独感が大きすぎて、そのことに目を向けることができなかったんだよね。今回話す中でやっとそこに目を向けられて、そうしたらなんだか過去のこと、過去の自分たちのことをやっと認められた気がした。愛しく思えた気がした。

時が立ったからこそ、思えることとか話せることってあるんだよなって感じさせられた出来事。この話をしたのはたった数十分だけど、価値のある数十分だった。
きっと、今日は自分の糧になるような大事な日。

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