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気づいたら闘う人への声援で張り合っていた日(2024年3月31日、東京女子プロレスを観戦して思ったこと③)

 東京女子プロレスを観ると幸せな気持ちになる。
 東京女子プロレスを観ると生きる元気をもらえる。
 東京女子プロレスは心の栄養(ただの真理)。

 GRAND PRINCESS’24、終盤のタイトルマッチで印象深かったのは、セミファイナルのプリンセスタッグ選手権試合、水波綾&愛野ユキ vs 鈴芽&遠藤有栖。
 何と言っても私の推し・愛野ユキ選手が水波綾選手とのユキニキタッグでの初防衛戦、声援にも力が入る。
 鈴芽&遠藤有栖組への声援が飛ぶ度に、私も負けるもんかと「ユキー!!」と叫ぶ。
 攻め込んだ時は「行け行け!」、フォールされたら「返して返して!」
 ユキ選手に勝ってほしくて、笑顔を見たくて、心のままに叫んでいた。

 試合は、鈴芽&遠藤有栖組の勝利で終わった。
 ユキ選手の勝利の笑顔を見られなかった寂しさと、ユキニキ初防衛ならずの悔しさ。リング上で闘ったわけではない私も悔しい気持ちになる。
 それなのに、勝った2人と握手して帰るユキ選手を見たら、何というか、器が大きいなぁと思った。
 私が感じた悔しさが、対戦相手への変な攻撃に歪む前に、すーっとクールダウンしていく。
 ユキニキも、でじもんも、すごいものを見せてくれた選手なんだな、また応援しよう、という気持ちに落ち着いていた。

 リング上で発露される選手たちの感情がぶつかり合うさまに、それを見ている自分の心も揺さぶられる。プロレス観戦歴2年を経て、私がプロレスの魅力をどうにか言語化するとそうなる。
 試合後も揺さぶられっぱなしの時もあるし、今回のように昇華されることもある。
 どちらに転んでも、やっぱりプロレスを見られて良かったという気持ちになる。
 改めてそんなことを思った大会だった。

 さて、次はどんな試合を観られるかな。

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