闘う人の笑顔に癒やされた日(2023年9月3日、東京女子プロレスを観戦して思ったこと)
東京女子プロレスを観ると幸せな気持ちになる。
東京女子プロレスは心の栄養。
気がつけば一ヶ月ほど東京女子プロレスの試合に足を運んでいなかったので、心の求めるままに観に行くことにした。
第1試合、凍雅 vs 鈴木志乃。バスガイド経験のある志乃選手は、入場した時のお辞儀の姿勢が特に美しい。試合は、志乃選手の勝ちたい気持ちが気迫になって爆発していく過程を見ている気分になった。
第2試合、風城ハル vs 愛野ユキ。風城選手が何度でも立ち上がるのを待つ愛野選手の姿が、レスラーとして越えるべき壁であると同時に、成長を見守るお姉さんでもあるように思えた。愛野選手の勝利に終わった後、健闘を称えるように風城選手をハグしているときの笑顔もとても可愛くて癒やされた。
第3試合、宮本もか&HIMAWARI&上原わかな vs 猫はるな&鳥喰かや&大久保琉那。琉那選手とHIMAWARI選手の微笑ましい駆け引きから、段々と琉那選手の勝ちたい気持ちが燃え上がっていくように見えた。タッグならではの鳥喰選手、猫選手のサポートも琉那選手に勝負させる動きになるも、宮本選手の絞め技が決まった。
第4試合、乃蒼ヒカリ vs 長谷川美子。ガンバレ☆女子プロレスの長谷川選手も、勝ちたい気迫が伝わってくる試合を見せてくれた。絞め技も多く、見応えのある試合だった。
第5試合、長野じゅりあ vs 瑞希。スピードのある長野選手は直線的で、瑞希選手は曲線的な技と動きなのだと発見できた試合。現チャンピオンの瑞希選手は、白いウサギの妖精さんみたいに可愛くて、注意してくるレフェリーに「うるせー!」と牙を剥いてもやっぱり可愛い、すごい魅力の持ち主なんだと改めて感じた。
メインイベントは、タッグ王座の前哨戦。辰巳リカ&渡辺未詩&らく&原宿ぽむ vs 中島翔子&ハイパーミサヲ&上福ゆき&桐生真弥。
リング上に選手が揃うのを待つ間、原宿ぽむ選手がコーナーでらく選手を抱っこしたり、リングサイドに下りて拍手したり、とても気ままな様子を見せてくれて和む。
ミサヲ選手がマイクでタッグベルトへの意気込みを述べ、東洋盟友の気合を尋ねると、ちゃんと語る言葉持ってますよと上福選手が受け取ったマイクを桐生選手へパス。流れるように渡ってきたマイクに桐生選手が戸惑っている隙をついてなのか待ちきれなくなったのか、辰巳リカ選手が飛びかかり試合開始。
捕まりっぱなしの桐生選手は、中島選手へのタッチが上手くいかず逆ギレされ、何とか上福選手につなぐ一幕もあった。謝罪式ダブルニードロップの他に、受難というのも桐生選手の特技になるかもしれないなどとふと思う。
辰巳リカ選手は待ちきれないのか、未詩選手と共に援護のためにリングに入り「よっしゃ行くぞー」のポーズを決めるも、隣で同時に「おやすみエクスプレス」の声をあげるらく選手とぽむ選手。邪魔されたとキレるリカ選手がぽむ選手に八つ当たりしてコーナーに追い詰める。その隙にらく選手がソロでおやすみエクスプレスでミサヲ選手に攻撃。そのフォールをリカ選手が阻止し、らく選手ぽむ選手を次々とミサヲ選手の上に重ねて「よっしゃ行くぞー!」大変楽しそうに決めていくものの、ミサヲ選手がアイススプレーで反撃。カオス。阿鼻叫喚。混ぜるな危険。そんな言葉が脳裏を駆け巡る楽しい試合だった。
これだけ全力投球した試合の後に、サイン会で笑顔を見せてくれる選手たちに脱帽すると同時にものすごく癒やされた一日だった。
東京女子プロレスは私の心の栄養だ。
さて、次はどんな試合を観られるかな。
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