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優しさは自分発信

みなさん、こんにちは!のぞみです。

今日は「優しさは自分発信」というタイトルで、オンライン上でのやりとりについて考えたことを綴っていきます。


対面よりオンライン上でのコミュニケーションが主流になって、色々と考えさせられることが多くなりました。

みなさんはどうでしょうか。

オンラインでの会話中、こんなことが言われていませんか?

”対面ならよかったのにね。”
”オンラインだからやりづらいのはしょうがないよね。”

私もそう思っていました。
オンラインだとタイムラグがあって聞きとりにくいし、声がかぶると必要以上に気まずくなるし、気の利いたジョークもキャッチできないし。たしかに対面の方が分かる情報も多くて、コミュニケーションをとるのに適しているのかもしれません。

しかし、オンラインでも出来ることはあります。必ずしもオンライン>オフラインではないのだと気づいた経験と、大切にすべきことを綴っていきます。


1. 夏休み韓国文化オンライン留学での出会い

2021年の夏休みに、大学の協定校である仁川大学が主催する3週間のオンラインプログラムに参加しました。

このプログラムは例年、仁川大学の協定先である日本各地の大学生が実際に大学に訪れ、短期留学をするものでしたが、2021年はオンラインでの開催となりました。


なんとか上級クラスに合格できた私ですが、オール韓国語で初めて受ける授業は初めてだったので、やっぱりオンラインで授業を受けることに対して不安がありました。


”他の日本人メンバーはどれくらいの熱量なんだろう。”
”質問しづらい環境だったらどうすれば良いのかな。”
”韓国人のバディー達とコミュニケーションを取るのが難しそう。”

でも実際参加してみると、その不安はどんどん消えていきました。

先生はわかりやすい韓国語で、ボディーランゲージ、スライドへの書き込み機能を使って、最大限わかりやすく使って伝えようとしてくれましたし、分からないことはないか、何度も確認してくれました。夜でも土日でもいつでもチャットで質問に答えあげる!と言われ、非常に救われました。最後には、「皆さんと一緒に韓国語を勉強できてよかった。」と言っていただくことができました。

同じクラスになった日本人の方々も素敵な方ばかりでした。韓国語の実力はもちろんのこと、少しでもわからないことがあればそのままにせず納得できるまで質問をする姿勢や、理解できていないメンバーがいた場合には、さりげなくチャットでサポートしてくれるなど、本当に見習いたい姿がたくさんありました。

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↑お礼に描いたクラスメイト+先生の似顔絵

バディーの韓国人学生の方達も、ものすごく積極的に気さくに接してくれて、いろんなことを話し、笑いが絶えないグループ活動ができました。最後のお別れ会では泣きすぎてお礼の言葉が言えない事態も発生したり😅

対面時となんら変わりない、またはそれ以上にとても濃くて、一生の思い出になるような関わりができたと感じています。

振り返ってみると、みんな自分から積極的に相手を思いやり、サポートしたいという気持ちを全面に出していたことに気づきました。だからこそ、初めてのオンライン留学は私にとって大切な経験になったのだと思います。

オンラインでもオフラインと差異なく、関係は作れる。


2. オンラインでの日本語教育実習での経験

私は大学で日本語教育を専攻しており、日本語を学ぶ外国人の方々授業をする模擬授業を何度か経験しました。

先生として授業を進めていくわけですから、オンラインだからと物怖じしている場合ではありません。使用できる言葉にも限りがあるし(未習の文法、単語を使って話してはいけない)初めての模擬授業は緊張もするし、オンラインで通信状況が不安定な人もいる中での授業は、プレッシャーに押し潰されそうでした。

案の定、最初は学習者からの発言も少なく、重苦しい雰囲気が充満し、つまらない授業になってしまったと反省しています。撮影した授業動画を見返してみても改善点しか挙がってきませんでした。

なんでみんなもっと元気よく発言してくれないんだろう。と、学習者に責任を押し付けていたことが最大の原因だったと、今になって思います。

ですが、考えてみれば分かるはずです。

外国語で授業を受けるということは、どれだけ上級になったとしても、不安や緊張と隣り合わせだと思います。教師が一方的に、学習者の発言を求めていてはいけないのです。自分の韓国語学習者としての経験を、教師の立場に活かさなくては、と思いました。

その時から考えを改めました。

まずは準備の段階で、みんなを楽しませられる工夫を考えました。例文を作る時のために、みんなが知っていそうなキャラクターのイラストや、映画のポスターなど色々な小道具を用意していきました。


そして、当日の授業でもたくさんたくさん褒めて、誤用はさりげなく訂正し、とにかく自分が1番楽しく、前のめりに授業をすることを心がけました。

”皆さんと一緒に日本語を勉強できて幸せです。”というメッセージを授業全体を通して発信し続けた甲斐あってか、最後の授業ではたくさんの会話が生まれ、質問も飛び交い、笑顔で締め括ることができました。

自分次第で空気はより良く、変えられる。


これからも大切にしたいこと

受け身でいたり、相手のせいにしたり、オンラインのせいにしたりすることは簡単ですが、素敵なチャンスを失うことになるかもしれません。自分から優しいアクションを起こすことで、場所の雰囲気、組織の関係性をより良くできると、私は信じています。


オフラインでは当たり前のことをかもしれませんが、オンラインでも同様に同じくらい大切なこと「優しさは自分発信」であるべきなんだと、気づくことができた経験でした。自分はファシリじゃないから、とか、リーダーはあの人だからとか、立場がどうこう、オンラインオフライン云々ではなく、いつだって優しさを自分発信していきたいと、改めて思います。


今  日  も  明  日  も  余  白  に  彩  り  。

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