2章 告白

彼は少し間をおいてゆっくり
話しはじめた
話してくれてありがとうこざい
ます
今まで誰にもいえなくて辛い思いをしてきたんですね
話してくれて僕は嬉しいです
自分の障害の話をするのって
勇気がいるんですよね
今までよく頑張ってきたと思い
ます
家族にも周りにも私の障害に
付いて認めてもらえず辛かったんです
航平君の優しさが私の心に染み
込んでいった
私はまた航平君に会いたいと
思った
カメラの先生としてこの出会いを逃したら私は一生後悔してしまう神様からのプレゼントだと思って勇気を持って私の気持ちを伝えたまた、お会い出来ますか?
カメラの先生になって下さい
彼は優しい笑みを浮かべながら

私のスマホを借りてLINEの
QRコードを読み取った
私は一瞬の出来事にビックリして言葉が出なかった
航平君はこう話を続けた
夏美さんが写真対する思いが強いことは分かりました
夏美さんの写真には優しさが
あって心がキレイな人なんだと
僕は思います
真っ直ぐにカメラと向き合って
います
カメラで分からないことがあれば
いつでもLINEしてきて下さい
航平君の優しさと心の広さに
ありがとうでいっぱいになり
ました