14章 不安

カフェに着いたら私はまた、子供のようにテンションが上がり 
メニューを見ながらニコニコしていた
そんな私を航平君は微笑ましく
みていた
航平君はおもむろにカメラを
取り出し私を撮影し始めた

私をなんで撮影するんだろう?
自分に自信がない私はメニューを閉じて下を向いたまま泣きそうになっていた
航平君がごめんなさい
夏美さんの楽しいそうな姿を
見たらこっちまで幸せな気持ちになりこの瞬間はこの瞬間でしか ないから写真に収めたかったん
です
ごめんなさい
私は学生時代にいじめにあって  からトラウマになってしまったんです
人が怖いのと話し始めた
航平君は悪くないのにごめんなさい
航平君が察してカフェに連れて 
きてくれたのに
嫌な空気と気分になってしまった
このまま帰りたい…
涙目になっていた私はごめんなさい
今日は帰ります
このままでは私は航平君と楽しいカフェでお茶が出来ない苦しい
私は飛び出すようにカフェを 
後にして泣きながら家に帰った 航平君に悪いことをした
罪悪感となんともいえない
気持ちが入り混じり
布団にかぶりひっそりと泣いて
いた
もう、終わった
もう、航平君には会えない
とうしよう…