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インストのススメ(インストの個人的謎分類について)
最近インストの音楽を聴く機会が増えた。
作業をしている時のBGMとして、少し前まではYouTubeやPodcastを流していたが、集中力に難のある筆者はそれらでは作業に気が向けられなくなってしまった。
となると次は音楽を聴こうとなる。
音楽でも、ボーカルが入っているものは不適当だ。
耳がボーカルに引っ張られ過ぎてしまう。
そこで大きな助けになってくれるのがインストである。
無音だと眠くなってくる。
でもボーカルが入ると音楽に意識が集中し過ぎてしまう。
インストはその中間のちょうど良いところをついてくれるものだと思う。
そうやってインストの楽曲をいくつか聴いていると、インストと括っているものの中にも様々な種類があることに気づく。
CDショップ等ではいわゆるジャンル分けのように、ロック、ジャズ、プログレといったかたちで分類されることが多いと思う。
ただ、個人的にはこの分類はあまり実用的ではないと思っている。
その代わりに自分の中で思い付いた分類があるので、ここから紹介してみようと思います。
①各パートの演奏それぞれに耳がいくもの
一つ目の分類がこれです。
見て頂いて分かる通り、音楽のジャンルというよりは、聴いた上での印象を元にジャンル分けしています。
そのため、多分に主観的な分類になっていることはご容赦下さい。
これは曲を聴いた時にパッと聴き流せるような曲ではなく、それぞれの楽器の演奏について耳を傾けたくなるような曲のことを表しています。
どのパートの演奏もある程度目立っているということが前提になってくるので、個人アーティストが作っている楽曲よりも、バンドとして制作している楽曲の方がこの分類に自ずと当てはまりやすくなってきます。
例として挙げられるのはtoe、LITE、Chon、polyphiaとか、その辺りの曲です。
②主旋律の奏でるメロディに耳がいくもの
次は各パートの演奏というよりは主旋律のメロディに耳がいくものです。
これは一聴した後に各パートの演奏がどうだったかは今ひとつ印象に残らないが、メロディはなんとなく口ずさめてしまうような曲を指します。
この分類に当てはまるのは①の場合とは逆で、バンドよりは個人アーティストの楽曲の方が多くなります。
例として挙げられるのはharuka nakamura、ESNO、ゲームのサントラの楽曲等があるでしょうか。
③メロディや演奏というよりは、作り出す空間を楽しむもの
最後はより抽象的な印象のある、メロディや演奏というよりは作り出す空間を楽しむようなタイプの楽曲です。
前衛的な音楽として評されることも多いような分類の音楽なのかもしれません。
例として挙げられるのはaus、Tomaga、Kali Malone等です。
以上のような3分類が自分の中にあります。
どのように使い分けるのか
上記の三分類は①→②→③という順で耳を奪う力が弱くなっていきます。
となると、作業用のBGMにするという観点から行くと③が最適なのかとも思われますが、それはそれで場合によっては眠くなってしまうというデメリットがあります。
ということで筆者はその日の集中力の度合いによって、この①②③を使い分けていて、基本的には②を。②でも集中できない時には③を。絶好調イケイケの時には①で更にテンションを上げていくといった具合に活用しています。
ちなみに同じアーティストの同じアルバムの中でも①に当てはまる楽曲もあれば③に当てはまる楽曲もあるといったように、この分類をアルバムという作品全体で当てはめるのは困難です。
そのため、筆者は時々楽曲を分類ごとに振り分けてプレイリストを作成するというなんとも言えない作業をしています。
あと、お店に行くと様々なBGMがかかっていますが、インストで流れているのは基本的には②か③だと思います。
これが②が似合う店と③が似合う店というのがあって、流す曲がそれぞれの分類に固まっていると、BGMも含めて雰囲気作りの上手いお店だなと謎の感動を覚えます。
ということで、今回はインストの楽曲について様々に語ってきました。
お付き合いいただき、ありがとうございました!
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