一行詩集(1/21更新)


(言葉の倉庫。不定期に追加する。)

1.一行上にある詩。押し引きで踏み外す死。

2.掌、何度もグーパー。握っていたものを失くした。

3.決める、決心する、覚悟する。これらの違い。

4.銃弾を受けて伸びるスライムのふざけた遊び。

5.絶望の声を書き留めると心がいた。

6.火にかけた想いは、蒸発し焦げることなく煮詰まるか。

7.電話を見送って珈琲を淹れ言葉を書く。

8.迷いが希望に変わるのを、宗教だなんだ言って嗤うのかい。

9.疲れきってゴミ出しもできない頭痛。

10.山頂まで階段を作るように一歩踏む。

11.あなたの現実を覗こうとすると、まだらに虫喰いの穴。

12.機械化して働いた後に、食べたメロンパンは少ししょっぱい。

13.とっ散らかった部屋に見る昨日の疲れ。

14. 思いは発想しようと思った時には来ない天邪鬼

15. 郷愁の空に飛んで行く赤とんぼ。

16. 我儘感情と視界不良を行くのが勇気。

17. 一つの世界。一つだけの目を通して無量大数。

18. 一の矢、連想ゲームは切りがなく元の位置。

19. 光るつもりもなく光っている。そんな人であれば。

20. 言葉を探している時は、言葉を探すがいい。

21. 瓦礫に種は埋もれているが、踏み躙られた痛み。

22. 心さえあればなにもいらない極致。

23. 過ぎるだけの時間と感情を残す。

24. 朝一番で見るのに相応しいのは明るい陽。

25. 行動を前にして、棒立ちの思想が黙った。

26. 人生ゲームの詰みは死。1ゲーム負けても終わらない。

27.言葉を探している瞬間は自由だ。少なくとも。

28.忘れ物が多くても、忘れちゃならないもの胸に。

29. 文字の羅列に込めた、現れるものを掬って。

30. 毎日の仮装、顔の皮一枚。いかに外すか。

31. 腹から込み上げた不満を舌で転がし下した

32. 警戒屋は何も信じられないが、そもそも何かを信じる必要はあるのか。

33.欠けてるが故に美しいヴィーナス像。それは人間であった。

34.人が星で、地球が宇宙だった。

35.言葉が起きても体が重い眠気まなこ。

36. 雲がピカソのような模様を描いていた。

37.抽象や比喩の曖昧さを隠れ蓑にするな

38. 目に差す雷光はハイビーム

39. 蜘蛛の巣の精緻さよ。自然のフラクタルの細緻さよ。

40. シーソーが、傾くきっかけを押してやる。

41. ロマンチストにも勇者にもなってやれ

42. 私的を詩的に素敵になったらいいな

43. 美しさが輝くのは指のダイヤだけではない。汚れた手からも。

45. 自らの水流れる地図を記す

46. 深部の欲求を無視して、冷蔵庫のビールを空けた衝動。

47. 身体は希望で踊る。絶望は影に潜む。

48. 自分に与える名称ぐらい自分で選びたい

49. あい(愛)ではじまり  終わりはをん(恩)(怨)

50. 花は美しいが根にこそ美学がある

51. 0距離にいる裸の自分自身を観てやれよ

52. 吾が言を明かし聞く

53. 始まるもの、ありますか、達成されるもの。

54. 退屈であろうとなかろうと今は今だ。

55. 雨空、恋しい、太陽。

56. 思い出を胸ポッケにしまい歩け

57. 誰かのつまらないは、誰かの面白いだ。

58. 未だ届かず追い求めるものがある、幸福か。

59. 遅刻した冬が小走りでやってきておはよう

60. 息も絶え絶え、息を継ぎ繋げ。

61. 皆から貰っていたら、ポッケから僕が居なくなった。

62. 有能の誇示の仕方に品性を観た。

63. どうせ欲に負けるなら、いかに負けるか?

64. 覚悟を決めるのもいいけど、手で足で刻め。

65.チョコっと一口、喜びを噛んで。

66. 夜空に冬を観るのは星の配置か。

67. 毎年恒例の行きたいに行けない無変

68. しかと見よ!己の愚かさを。

69. 人生ゲームは、己が頭と体で創造。

70. 気づかずにパターンに囚われている。

71. 近すぎるものは見落として忘れてしまう

72. 好きなことすらも判らなくなる生き餌よ。

73.雷鳴のシャッター。出口が見えた気がした。

74.住人と色  まさに十人十色

75.水流れ 自ら流れ

76.生には死が含まれている

77.ビターズの一滴が深みを与える

78.貧乏を噛み締めている最中 そろそろ味がなくなってきた

79.溜まりに溜まったゴミが、燐寸一本で盛大に燃えはじめた。

80.快晴が陰鬱を焼き払い、すべてを白日に曝せばいい。

81.ノート上はノーと言えるのに

82.人生は小説の1ページよりは鈍いけれど進んでいる

83.液晶画面を見つめたって、どこにも行けやしない。

84.希望を語るのは、騙る為ではない。

85.宇宙から見たら人の一生なんて、シナプスの電気信号のよう。

86.制服のブランド価値も過ぎ去った

87.少しずつ上げる血中濃度。そうすれば長く楽しめる。

88.いつだって今 苦しみに喘いでいる今が

89.赤子が立って歩こうとする。その姿勢を忘れてはならない。

90.言葉は、綺麗も、口汚いも、かわいいも、かっこいいも、強いも、弱いも、好き。

91.時の経過を知らせるのはサプリメントの減り。昨日と今日と明日と見分けがつかない。

92.どんぐりが地に跳ねて  手にあたりこんにちわ

93.極と極から歩みよって、協奏曲。

94.心も体もバグがあるけれど、昔のゲームのように笑えるものもあるか?

95.湧き出る言葉を焼べて闇夜の灯りに

96.人間も天体のようで引力がある

97.弱くても力

98.客前でマスタベーション  喝采のスタンディングオーベーション

99.暗いトンネルの壁に地図を書いているような

100.上ばかり見てたら段差に躓き。下ばかり見てたら流れ星に気づかない。

101.光も闇も強すぎると目が見えなくなる

102.芽出度し 愛でたし

103.夏の夕暮れの風が郷愁を連れて来た

104.能書き垂れる暇があったら汗を垂らす

105.詩は貧者の一灯

106.国宝なんて言うけれど命は等しく宝だろう。

107.かけて欲しい言葉を金で買うな



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