新大河「べらぼう」第一話がスゴイ!視聴者を離さない衝撃の仕掛けとは?
新大河ドラマ「べらぼう」が1/5(日)本日から放送開始されました。
先日、映画「正体」を観て、横浜流星さんの魅力に取り憑かれ、「べらぼう」への興味が湧きました。また、ほぼ日で連載されていた脚本の森下佳子さんの対談を読んで、これは面白そうだ!みようと思いました。
※こちらの記事面白いので是非読んでみてください。
第一話が先ほど終わったばかりですが、一気に引き込まれて大興奮!思わずこのnoteを書き始めました。まだ観ていない方もいらっしゃると思うので、公式HPよりあらすじを引用させていただきます。
大河ドラマは1年続くものなので、視聴者からしても「観続けるかどうか」を悩みがちですよね。私は今回「べらぼう」の第一話を観て、「この先も絶対観る!」と心に決めました。というのも、第一話には 観るものを離さず、離脱を防ぐための工夫 が実にたくさん詰め込まれていたからです。
ここからは、第一話のネタバレを含みつつ、印象的だったポイントを振り返りながら、その「離脱を防ぐ工夫」をご紹介していきます。
衝撃のスタート:吉原の火事シーン
まず、オープニングからして度肝を抜かれました。いきなり吉原の大火事シーンでスタートするんです。燃え盛る炎の映像と、悲鳴や喧騒が入り乱れる中で物語が幕を開ける。この「強烈な映像インパクト」は視聴者の目を離さない工夫のひとつだと感じました。いわゆる「最初の数分で心を掴む」テクニックですね。
横浜流星が最初から登場
大河ドラマというと、主人公の幼少期から始まり、ある程度成長してからお馴染みの俳優が登場するパターンが多いですよね。ところが「べらぼう」では、第一話の冒頭から横浜流星さんがしっかり登場!
これも視聴者が「早く推し俳優を観たい」と思う気持ちを満たしつつ、物語への関心を下げさせない仕掛けと言えそうです。
重要人物との接触を惜しみなく
さらに序盤から、田沼意次(渡辺謙)や平賀源内(安田顕)といった歴史上の大物たちが主人公と接触するシーンも描かれます。これには「こんな序盤で大物が次々登場するなんて!」と驚きました。
大河ドラマらしさを感じる一方で、まだ背景がよく分からない視聴者にも「今後どんな歴史的絡みがあるのだろう?」という “謎” や “期待感” を持たせる絶妙な展開になっているのがポイントです。
餓死した女郎の衝撃シーン
第一話のなかでも とびきりショッキング だったのが、主人公が姉と慕う女郎の死。しかも餓死で、しかも裸同然で捨てられているという悲惨な姿です。
このように 強いインパクトを与える事件を冒頭から盛り込み、ドラマの世界観を一気に際立たせていました。痛ましいけれど、「この時代背景や社会構造は何なのか?」と、より深く物語を知りたいと思わせる要素にもなっています。
店主たちの暗黒会議と魅力的な悪役
吉原を仕切る店主たちが密かに集まる「暗黒会議」も第一話の見どころ。いかにも悪そうな面々が勢ぞろいし、きな臭い企みを進める様子は、物語に張り詰めた緊張感を与えます。
視聴者としては「こんな連中と主人公がどう戦っていくのか?」とワクワクさせられる。いわゆる魅力的な悪役の存在も、ドラマを盛り上げる重要ポイントですね。
稲荷大明神×綾瀬はるか×スマホ
そして何と言っても忘れられないのが、稲荷大明神が綾瀬はるかさんに化けるくだり。しかも時空を越える案内役のような立ち位置で、手にはスマホまで持っているという、まさかの現代的アレンジ!
江戸時代の雰囲気を壊しすぎない程度に、視聴者がわかりやすく状況を理解できるガイド役として機能しており、「これなら歴史が苦手でも楽しめそう!」と感じさせる良い仕掛けでした。
離脱を防ぐための工夫が満載!
これらの演出は、先ほど少し触れた“ドラマ第一話の離脱を防ぐ”ためのセオリーをうまく活用していると思いました。たとえば…
1. 衝撃のオープニング
いきなり火事で始まるなど、最初の数分で強烈な印象を残す。
2. 人気俳優を惜しみなく投入
横浜流星さんが冒頭からしっかり登場することでファンを逃がさない。
3. 強烈な事件・謎の提示
女郎の悲惨な死や、吉原を牛耳る店主の闇会議など、今後の展開が気になる仕掛けが満載。
4. 魅力的な悪役とドラマチックな世界観
ダークな会議や黒幕の存在によって、緊張感・スリルを演出。
5. わかりやすいガイド役
稲荷大明神(綾瀬はるか)がスマホで案内し、視聴者にも内容を理解させやすくする“仕掛け”。
6. クリフハンガー(続きが気になる終わり方)
第一話のラストにも、必ず「次回を見ないと!」と思わせる意外な事実や衝撃の展開が用意されているはず。
どれも「べらぼう」ならではの大胆な工夫ですが、しっかりとドラマの導入を成功させている要因といえそうです。
まとめ:第一話を見逃さないで
「べらぼう」第一話は、冒頭から衝撃的な火事シーンや重要人物の登場、悲惨な事件や魅力的な悪役の存在など、視聴者を瞬時に虜にするための工夫がふんだんに盛り込まれていました。さらに稲荷大明神がスマホを操るというちょっと“ぶっ飛んだ”演出も、物語にわかりやすさと面白さをプラスしています。
これから1年続く大河ドラマ「べらぼう」。第一話でしっかり掴んだ勢いのまま、どんな歴史絵巻が広がっていくのか、今から目が離せません!