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未来に残すものとは

何かが残る、残せる、というのはただの結果論で。

誰かのためには、この世の誰一人として。

なることはできない。

例えその時は純粋に。

何の見返りも求めていなくても。

何かを与え続けてたら、ふとした瞬間にエネルギーが切れてしまうように。

永遠に与える、という作業自体ができなくなってるだけに。

そうして与えた時には無かった感情がやがて芽生えて。

今度はひたすらに見返りを求めたがる。

恩を着せたがる。

何かを与えよう。

と思ったのは自分だったはずなのに。

いつの間にか。

認めてくれない、受け取ってくれない。

評価してくれないと。

誰かのせいにしたがる。

だから結局。

誰のためにも、なれないと。

常に自分のためだけに。

誰かのためにといって、何かをするようになってる。

結局は何かを残すのも、自分がそれをしたいから。

というただの、自分の欲でしかない。

何かが残って、しめしめと。

何てことを思い出した瞬間に。

それは。

恩を着せようとしてることと同義となる。

なぜ残すのか。

残ったかどうか確認しようとするのか。

そこの部分に。

本当の望みが隠されているから。

どんなにかっこつけても。
良いことを言ったとしても。

結局この世の中にある、あらゆる物事は全て。

その人自身のエゴで成り立ってる。

その事実を分かった上で、それでも誰かのためにと。

思ってやるのと。

そうじゃなくて。

ひたすらに世のため人のため。

ということを貫くのかによっては。

エゴにさらに押し付けが加わるかどうか。

という、別の問題になるだけ。

夢も希望も何やかんやも。

ただの自己承認欲求でしかない。

物事に意味付けをするのは、自分の役目ではなく。

それを受け取った側の仕事であって。

それがたまたま運良く評価されれば。

誰かのため、という愛や功績という、烙印が押されるだけ。

結局は全部。

自分のため、という事実だけは。

どうあっても避けられない。

みんな愛と呼びたいそれをエゴで通したいだけの存在だけに。

悪いことでもないし、それを悪いこととも思わない。

けど。

良いことだとも、全面的には思えないし、思わない方がいい。

とも。

与えることだけに喜びを見出し続けたらきっと。

それは人間ではなく、ただのそうプログラミングされた機械の所業。

というだけに。


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