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長くうるさい祝辞

たぶん、人生で一番長く推している人が結婚した。
推しの結婚発表を受けるのは実は初めて…だと思う。
高橋一生をカウントしなければそう。

中学生の頃から好きだったから、気づけば推し始めて10年以上。
所謂イケメンというわけではなかったし、学生の頃は変わり者扱いされることもあり、いつの間にか大っぴらに好きと言うことはなくなっていた。

当時の私はライブ等にはあまり行けなかったけど、テレビに出ていたら「こんなところが可愛かった!みんなはブサイク芸人とか言うけど私は好きだよ!」って感じで、感想と愛をノートにしたためていた。(黒歴史)

たま~にトーク番組で「実は私大好きなんです~!」って言うモデルさんとかがいると学生ながらに嫉妬したし、某結婚雑誌のPRムービーに出た時は自分がまだ結婚できる年齢じゃないことをめちゃくちゃ悔んだりしていた。

将来は芸人さんの事務所で働いて芸人さんと結婚するんだ、と密かに息巻いていた時期もあった。なぜかあの頃の私には、そういう未来への希望とか自信があったから。

「こんなに好きな人がいつか本当に結婚したら、いわゆるロス現象でちゃんと凹んでしまう!学校休んじゃうし生きてけないもう!!」
…と思ってたけど、それからいつの間にか10年近く経ってた。時の流れが恐ろしい。

長年お付き合いされてる方がいらっしゃることは知っていたので、もう最近は「むしろいつ結婚するんだ…??」と思っているみたいなところはあった。ロスというより「ついにこの日が来たか…!」という感じ。

結婚報告がトレンドに入っているし、LINEニュースは速報で出してくれるし、X(って呼ぶのほんと慣れない)のリプ欄や引用もお祝いのコメントであふれかえっていた。
治安が悪いと言われがちな某ネットニュースのコメント欄には「TVで見ていて本当に優しい方なんだろうなと思っていました」「街でお見かけした時にもにこにこと対応してくれました」と温かい言葉が並んだ。
発表直後のYouTube配信は、本人たちが追いきれないほど大量のおめでとうコメントで溢れていた。

中学の頃の私は、このニュースを見てどう思うんだろう?
たぶんちょっと寂しい気持ちになるだろうし、学校は休まないけどそれなりに凹んでるかもしれない。
でもこれだけは自信持ってて欲しい。

あなたがずっと大好きな人は、
たくさんの人からもこんなに愛されてるんだよ!

大らかでとてつもなく優しくて、だけど一生懸命で芯の通った最高の推し。
中岡さん、本当に本当にご結婚おめでとうございます!

追伸

大学4年生の頃、就活終わりかけの中単独ライブに行った。
出待ちの際に「ついに第一志望の最終面接まで行きました」というどうでも私信に対しても「いい会社に入れますように~」と言ってくださったのを、今でもはっきりと覚えている。

あの後、ちゃんと第一志望だった会社に入れました!!
休職したりしたけど、なんと今でも辞めずにまだ働けています!
という続・どうでも私信で締めたいと思います!!


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