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僕の青春.石川県のTSUTAYAゲオが潰れまくっている。世の中は変わっていく


僕の青春は2000年代のTSUTAYA、ゲオと共にあった。
ブックオフもそうだがそこまで潰れてはいない。

CDを探しに毎週行く、漫画BECKに出てくるジャケット買いなどをした。

あの当時の僕は音楽に可能性を感じていた。

ギターをする
バンドを始める
音楽友達が出来る事に

初めて行ったTSUTAYAは多分旧松任店。ゲオは御経塚店だった。御経塚店は今も残っており、今行くと当時と違い、CDコーナーは移設され規模も縮小。2000年代の格安レンタル日などは数十人並んで殆どのdvdはレンタルされていた。
みんながレンタルしていた。
今だと2階のレンタルコーナーには数人いるかどうか。

マジでこのくらい行列が出来ていた。

90年代におそらくオープンしたTSUTAYA旧松任店は敷地が広かったが老朽化なのか何故か移転、横に新しい店舗が建てられていた。
その店舗もコロナ禍で2020年頃に潰れた。
金沢駅前にブックオフがあったし、
工大付近にも狭いTSUTAYAがあった。
石川県下にまだ生き残ってる、うつのみや書店と
似ていたカボスというCDショップ兼本屋も金沢に数店舗あった。
石川県に数十年あった有名CDショップ.ヤマチク、サンミュージック、片町のラブロ.タワーレコードにも数回ギリギリ行けた。行き始めたくらいにTSUTAYA、ゲオのCDレンタル店の普及なのかすぐ潰れてしまった。

洋楽名盤100選、漫画BECKを読み出した事で名盤を知り、僕は収集癖が目覚め、集めまくっていた。
新たな音楽を聴くと僕は何かになれる
そんな気がした。
購入枚数は5年間で1000枚近くになる。
レンタルだとCDは2000枚にいったかもしれない。

音楽自体は楽しかったし、僕は2022年頃まで近場のTSUTAYAへ行きCDを年1くらいでレンタルしていた。ライナーノーツ、物体が無い、サブスクがそんなに好きじゃなかった。

僕の好きだった店舗はTSUTAYA有松店でかなりのマニアック洋楽CDもあった、初めていったくらいにレンタルしようとする写真をガラケーで撮っていたら店員に注意され今でも訳が分からない。
品揃えが良かったし活況があった。潰れる直前は寂れた空気があり、何かおかしかった。
2020年に統合の為店は跡形もなく無くなった。今は珍しくなくなったスタバがある。

TSUTAYA野々市店もよく行った。
オープン頃に行ったがとんでもなくクラシックロックのマニアックCDまで置いていて素晴らしかった。
ただ今はそのコーナーは無い。
夜中の2時までやっていて重宝していた。

石川県のゲオは殆どの店舗に行ったし知らない洋楽中古CDを適当に買い、能登、富山など長距離移動に適当に流していた。
それが楽しかった。

潰れたGEOパレット店はカラオケも併設しており、フラれた時にチャットモンチーを歌った記憶がある。何かしら記憶がある。


大学生を卒業して僕は音楽の可能性が
もう殆ど無いと分かってしまい、漫画BECKも終わったからなのか音楽CDを買うことがピタっと止まった。
音楽とはこんなもんだと思ってしまった。
ただレンタルだけは薄くしていた。

2023年TSUTAYA能美店に数ヶ月振り行くと店前に閉店の張り紙、店長がラックなどの処分を業者に指示していた。

僕はまだ行っていた。
店長とおばちゃん店員に閉店ですか?と言った。赤字で閉店します。今までありがとうございましたと言われ悲しかった。

確かに2000年代TSUTAYAが出来たときに個人レンタルショップはまだあった。全く車が泊まってる気配もなく潰れていた。それがネットの普及で今度はTSUTAYAになってしまった。

殆どのTSUTAYAはスペースの限界で規模を縮小してヨガサロン、ネイルサロン併設、マックが横に出来たり当時のTSUTAYAでは無くなった。
唯一面影があるのは鳴和店だけ。
いつ潰れるか分からない。

サブスクの方が音も良くなり、僕もCDを借りなくなった。殆どの映画は配信で見れる様になった。
ただ洋楽CDにはライナーノーツを読むのが一番楽しかった。
もうそういう時代も終わりなのかもしれない。

ありがとうTSUTAYA。
一体いくら使ったんだろう。




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