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イベントのテーマが「爆発」とは、つまるところどういうことなのか

なぜイベントのテーマが「爆発」なのか。「爆発」とはなにか。ここんじょここらで、ぼちぼち考えをまとめておきたいと思います。

折り目やら付箋やら、お風呂の湯気やらで、ボロボロになっている本があります(ぼくは毎日お風呂に浸かりながら本を読むのが至福のひとときです)。岡本太郎の「自分の中に毒を持て」です。そう、多くの方がご察しの通り、イベントのテーマは、時の新語・流行語大賞にもなった岡本太郎の「芸術は爆発だ」からインスピレーションをビンビンに受けてます。

イベントテーマの候補として「爆発」と向き合ってから、はや1年。自分の中での解釈は、宇宙のようにますます膨らんで、本の中では何度か「爆発」に言及されているので、なにからどう伝えようか、頭を抱えますが、まずはこちらの太郎さんの一句。

「ぼくが芸術というのは生きることそのものである。人間として最も強烈に生きる者、無条件に生命をつき出し爆発する、その生き方こそが芸術なのだ」

生きることは表現である、と、ぼくは思っています。こうやって書いて発表すること、毎日つけている5年手帳、仕事、キャリア、趣味、会話、行為ひとつ、言葉ひとつ、意識的にも無意識的にも、それが自分の生き様が詰まっている、表現です。しかし表現は、自分ひとりでは成り立たず、受け手がいてはじめて成り立つんじゃないかと思っています。TEDxYouth@Namba では、スピーカーの方も、参加者していただく方も、パートナー企業さんも、スタッフも、全員が存分に表現する場をつくりたい。そういう意味での「爆発」であります。

次に、情熱について。情熱には、条件がありません。ぼくの中では、条件付きのものは情熱とは呼ばないことにしています。無条件だからこそ情熱です。なんかよーわからんけど、これが面白いんだよ!これがやりたいんだよ!これが俺なんだよ!ってやつです。スピーカーのトーク、演出、アクティビティ。全身で感じて、好奇心や思考や行動や感情が刺激されて、情熱が弾けて、ポッでも、ドカーンでも、無条件に情熱が爆発していくような世界観。

最後は、バイアスブレイク。人間は誰しもがバイアスがあって、偏見や先入観を通して物事を見ているんじゃないかと思います。それはしばしば自分の半径3メートルより外の他者の考えや価値観や思考だったりして、「異質」なものとして、自分には関係がないや、と、無意識に遠ざけたりする。ぼくにはよくあることです。そんなバイアスを通して物事を見ているときは、コンフォートゾーンにいる。でも自分の中に異質なものを受け入れたとき、コンフォートゾーンから脱し、自分の中の新たな可能性が拓けていくんじゃないか。そういう爆発です。

今週もどうもありがとうございました。エッセイは700字ぐらいと決めてたんやけど、1200字も書いてしまった。個人的に3月3日は、ドカーン!といきます。お楽しみに!

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