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短編小説 捕まった犯人は誰?

 彼女の彼氏

「今の時代、お金を稼ぐにはリスクが必要だろう?

面白そうな話があるんだが。

今年に入って、太陽光発電所から電力銅線が盗まれたの1万7千件。 そのうちに犯人が捕まったのは数件なんだよ。多少のリスクはあるが、なんとか投資より低リスクだ。」

 彼女の元彼

「銅はいくらで売れるんだ?そっちのルートも必要だろう?」

 彼氏の友人

「キログラム辺り1000円位だろう。」

 彼

「銅線は1メーター辺り何グラムなんだ?」

元彼

「5キログラム位だ。x1000円で5000円だ。100メートルで50万円。」

「太陽光発電で電力銅線を大体何メートル使用する?」

元彼

「中規模発電所で1キロメートル位だろう。500万円てところかな。」


「狙うなら山奥のデカい発電所をやる。国立公園の隣にある某IT大手会社が建てた数万平米の発電所だ。」

「げん担ぎで彼女から陰毛もらうか。陰毛は御守りになるらしいからな。」

元彼

「ハーッハッハ!こいつはいいや!」

彼氏の友人

「彼女はパイパンじゃないか!冗談がすぎるぜ。」

「お前はともかく、なんでお前が知ってるんだ!不愉快だ!」

彼の友人

 「ところで盗んだ銅線を売る所はあるのかい?」

 元彼

「めどは立ってる。奴らは屑鉄買取り業者からも盗んで金にする奴らだ。」

「お前は大金で何をやるつもりなんだ。」

「おれか?おれは毎日ベッドで完結する生活をするんだ。食事は毎食Uber eatsでな。」

彼の友人

「おれは貯金と、なんとか投資だ。老後が不安だからな。」

 元彼

「何やっても浮かばれない人生、SNSには楽しそうな奴ばかりだ。いっちょう、面白いバカやってみようぜ。」


 彼女はガールズバーに勤めながら、ネットニュースで誰か知人と同じ名前の1人の犯罪者の名前を見つけた。あとの数名は逃げ切ったらしい。

「それにしても同姓同名の人って結構多いものね。」



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