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周央サンゴさんの志摩スペイン村広告ポスターは近鉄奈良線にいくつあるのか、実際に調べてみた【3/5追記】

撮影に至るまでの経緯

関西では誰もが知っている遊園地、志摩スペイン村。
有名Vtuberの周央サンゴさんが2度にわたって自身の配信で取り上げたところ、インターネット上で話題になりチュロスの売上が6.5倍に急増するなどの宣伝効果を生み出した。この縁がきっかけとなり、2023年2月11日から4月2日まで彼女とコラボイベントが開催されることとなった。

 コラボ内容は上記公式サイトで詳細が見れるが、単独のコラボとしてはかなりの規模で、親会社である近鉄も「鵜方駅に等身大パネルを設置」や「コラボステッカーを無料配布」などを実施すると発表。

さらに三重交通が東京発の弾丸高速バスツアーを企画・販売するなど、グループ各社を挙げて開催されようとしている。

 さて、イベント開催に先駆け、志摩スペイン村では同村の広告ポスターをコラボ仕様へと切り替え、駅や周辺施設に掲出すると発表した。

このポスター、上記のツイートから1か月たたないうちに各所で目撃情報が上がり始め、ついには「近鉄の全286駅に掲示されてるのではないか」なんて噂も立ち始めた。
こうなると私も気になって仕方ない。居ても立っても居られず、私はコラボ開始日が近づいた2月のある日、列車本数が多く訪れやすい近鉄奈良線の全駅に降り立ち、調べてみることにした。
以下は、実際に撮影に成功した周央サンゴさんのポスターと、その場所である。

撮影箇所一覧

大阪難波駅【3/5追記】

大阪難波駅には3月からポスター2枚が掲示されているほか、2月末ごろからデジタルサイネージでの表示も行われている。

東口のデジタルサイネージでズラッと表示されている。

デジタルサイネージは地下鉄線や南海線の乗り換えがしやすい東口にある。改札上モニターの動画広告より高頻度で流れており、タイミングが合えばツーショットも可能。人通りが多いため撮影難易度は高いが、柱が周央サンゴさんで埋まる光景は圧巻そのもの。ぜひ現地に訪れてほしい。
ちなみに、あべのハルカスが有名な大阪阿部野橋駅にもデジタルサイネージがあり、そのうち1F西口改札前でも同様に周央サンゴさんの広告が流れていることを確認した。名古屋駅や京都駅でも表示されてるらしいので、近鉄の主要なデジタルサイネージで流れているものと思われる。

一方「来て!」ポスターだが、3月になり東口改札外にある「近鉄難波駅営業所」の入口に1枚、1・2番ホームの2番ホーム壁面に1枚の計2枚が掲示された。近鉄難波駅営業所は前述したデジタルサイネージの横にあるため、東口はここ2月末〜3月初めにサンゴさんが急増したことになる。

デジタルサイネージと向かい合う位置にある。

1・2番線ホームの広告はとくにこれといった目印が無いため、反対側の3番ホームから見た方が探しやすいかもしれない。

大阪難波駅地下ホームにも登場。

鶴橋駅【3/5追記】

3か所4か所掲示されていた。
まずはホーム上。1・2番ホームにある特急券うりばの大阪線ホーム側壁面に掲示されている。

鶴橋駅ホーム、特急券うりばの壁面(1・2番ホーム)にて

そして1・2番ホームの後方と大阪環状線外回りとの乗り換え改札を結ぶ通路にも2枚掲示されている。

鶴橋駅の通路にて
こちらも鶴橋駅の通路にて、同じ通路の異なる位置に掲示

この2枚の写真の位置は近いため、人通りが少なければパノラマ撮影で双方を1枚に収めることも可能と思われる。ただし通路の幅がホームより狭いためおすすめできない。
2月に確認した時点では上記の3カ所であったが、3月になり西改札口と各ホームをつなぐ高架下通路に1枚追加された。

下にある「観光三重」のパンフレットにも周央サンゴさんが掲載されている。

布施駅

奈良線ホームのエレベータ横に1枚掲示されていた。大阪線ホームでは確認できず。

右端に見切れているのはエレベータ。

河内永和駅

奈良方面ホームに1枚掲示されていた。大阪方面ホームには見当たらなかった。

しまかぜの広告と並ぶ。

河内小阪駅

河内小阪駅は河内永和駅とは逆で、大阪方面ホームに1枚掲示。

筆者は撮影が下手なので、光の反射が凄いことに…

東花園駅

改札口付近の柱に1枚だけ。花園近鉄ライナーズのロゴと共に写真に収めることができた。

ラグビーで有名な東花園駅にもポスターがある

瓢箪山駅

奈良方面ホームの待合室内に掲示されている。線路側を向いているため、その気になれば通過電車からも確認可能。

車椅子スペースに掲げられたポスター。

石切駅

石切神社参道に近い南口改札に掲示。

石切神社の参拝帰りに見やすいかも?

富雄駅

ホーム上に掲示されている。大阪方面のりば側に掲示されているため、奈良方面へ向かう列車内からは見えない。

ホームの奈良寄りに広告掲示コーナーがある

学園前駅

大阪方面ホームにある待合室の中に掲示。利用客が多い駅で待合室も賑やかなため、正面からの撮影は難しいかもしれない。

他の利用客が映りこまないように離れて撮影。

大和西大寺駅

ホーム東端にある地下連絡通路の中で撮影。

撮影のおかげで地下通路の存在を初めて知った。

新大宮駅

奈良行きホームに掲示。この駅は改札がホームで別なうえ、改札内でホームの行き来ができないため近くで撮影したい際は要注意。

終点の一つ前の駅でも存在感を放つ。

近鉄奈良駅

西改札口の外、5号出口付近に過去のポスターの上から掲示されていた。

これまで紹介した駅の中では唯一改札口の外に掲示されていた。

結論

 奈良線内の13駅にポスターの掲示を確認した。大阪難波~近鉄奈良間は24駅あるので、実に50%以上の駅に掲示されていることになる。
 近鉄日本橋・大阪上本町両駅にポスターを確認できなかったのは不思議だったが、この2駅では周央サンゴさん出演のPR動画がディスプレイに流れているため、広告が全くないわけではない。同様に生駒駅でもポスターは確認できなかったがPR動画が流れている。ポスター掲示駅の鶴橋駅や学園前駅・大和西大寺駅や近鉄奈良駅でもディスプレイが設置されているため、2種の広告を一駅で味わえてかなりお得な駅である。
大阪難波駅に至ってはポスターやディスプレイに加え、同一の広告がデジタルサイネージで流れている。
 一方で掲示基準についてはわからなかった。河内永和駅のように各駅停車しか止まらない駅にあったと思えば、前述の大阪市内2駅などでは優等種別が止まる駅だが発見には至っていない。
 果たしてポスターはコラボ終了までにいくら貼られるのか、あるいはもう貼り終わったのか。志摩スペイン村と近鉄のこれからの動きに目が離せない。


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