顔面平均値への憧れ。

近頃、加齢とともに頬の肉がそげてきて

妙に八重歯が目立つようになってきてしまった。

まだぴちぴちの頃はそんなに目立たず
「チャームポイント」
って言っても許されてたんだけどなー。。。

っと、旦那氏に

「今更感だけど、矯正しようかなあ。」

って言って見たら

「何で？その八重歯結構好きなんだけど。」

と言われてしまった。

台湾人の友だちが整形した話。

その昔、バイト先で知り合った　台湾人のお友達がいた。

小さなお顔に、何というかとにかく小動物みたいな可愛らしいパーツがキュッと詰まってて

そして　日本人の憧れ、正座しない民族のスレンダーな体型。

その上、有名大学に在学していて、語学も堪能。

同年代の女子の中で、わたし史上こんなスペック高いお友達はこの子だけだった。

憧憬の眼差しを送りつつ、しばらく一緒に働いていたんだけど

お互いバイトも辞め、会わなくなって。

１年後くらいだったかなー。

大学卒業して、台湾へ帰るから会おう　っとお茶することになった時。

その衝撃が起こりました。

久しぶりに会った彼女。

何だか以前と雰囲気が違う。

どこだろう。何だろう。以前のような　クルクルとした可愛さが失われているような。。。

わたし「なんか雰囲気変わったね。」

友人「わかる？実はね鼻ちょっと高くしたんだ。ママが大学卒業祝いにプレゼントしてくれたの。」

...え？🙃

まってまってまって。

２大ショック。

そう言われて見たらちょっと眉間のあたりから高くなったね。うん。

しかも

大学卒業祝いに整形手術を贈るってどーゆーこと！？？？

親は　授かった顔を変えるなんてけしからんー！

とか反対するもんじゃないの？

わたしなんてピアス開けただけで　モンのすごい勢いで怒られたんだけど。

すさまじきカルチャーショック。。。

その子曰く、あちらではプチ整形してるのそんなに珍しいことではないと。

友人「もうちょっと高い方がよかったからまたやり直そうかなって思ってるー」

と横顔を鏡でチェックしている。

ぜんっぜんそんなことする必要なかったのにー

そのままで十分可愛かったのにー

わたし「今でもじゅーぶん可愛いよー」　←前の方が可愛かったとは言えない

友人「んー、でもねこの鼻コンプレックスだったからー」

と。

そうかー。本人がそれで満足するならその方がいいのかもしれない。

でも以前のその鼻含めての、完璧な可愛さだったと思うんだけどな。
そのキュキュッとした小さな鼻が引き立てていたのに。

と　残念な気持ちになったのでした。

自分はコンプレックスだと思っていても他人から見たら愛らしい部分の一つであるってこと　あるんだなー。

なんでわたしたち女子は顔面平均値へ近づきたいと思うのでしょうか。

ぱっちりお目目に高い鼻、ツルッと卵形のお顔まわり、ふっくら艶々の唇。

人それぞれ好みは違えど、大体目指してるところは平均値。

小さい人は大きくしたいし、大きい人は小さくしたい。

これも刷り込みかなー

美しさ、可愛いの定義も　外からの情報によって決めさせられているんかっ

と言いつつも気になる　わたしの八重歯。

旦那氏がわたしの八重歯に萌えなくなったタイミングで矯正に入ろうかなと思います。

台湾の友人からの教訓。