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いかの寿命は一年です。短い!一年で30-40cmほど成長する生き物ですね。しかも生まれた瞬間から自分でエサを見つける必要がある。あ、これからいかの就活の話をします。

イカの人生が一年だとすると、だいたい2ヶ月目には将来のことを考えだす計算ですね。もちろん、その前には学校に通って友達とサッカーをしたり野球をしたり、文化祭や運動会をして、自分の性格とか趣向についてのある程度の基盤は固まっています。幼少期からウクレレに励んでいるいかもいるかもしれません。イカのポップソングとか聞いてみたいな。二ヶ月目になり、さあ就活です。自分はどこに向かいたいのか考える、「オホーツク海をエンパワーメントしたいイカ」や「クリエイティブにいか墨絵を書いていたいイカ」がいてもいいと思うし、「魚屋のイカ」(共食いですね)もいれば、「太平洋を目指して探検家のイカ」もいる。どれも楽しそうだけど、僕がいかなら一度でいいから陸上の世界を見てみたいなあ。そしてイカとして陸を見たあと、きちんと海へ帰ってきたい。下手すると、いかの活き造りにされかねないので注意が必要だけど。

急に話は変わって、次は広告の話をします。

「求む男子。至難の旅。僅かな報酬。厳寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。成功の暁には名誉と賞賛を得る。ーーアーネスト・シャクルトン」

そう、これは1900年のある日、ロンドンの新聞の片隅に出された南極探検団員募集のコピーです。イカの妄想広告ではないです。これを書いたシャクルトンという人は、三度の南極探検をした男。昨日鎌倉で購入した天野祐吉さんというコラムニスト?絵本作家の「広告論講義」という本を読んでいて知った人です。この広告がすごいなあと思うのは、最後の「成功の暁には〜〜」という部分に惹かれるよりむしろ、前半部分。「至難の旅〜」からのところ。怖いけどなんだか惹かれる・・・。現に5000人以上のロンドンの若者が殺到したそうです。イカが陸を見たいのもこんな気持ちなんですかね。

昨日は朝から大船駅をぶらつき、Hを待った。その間に楽天モバイルの店舗に入って話を聞いたりした。魅力ってなんですかね、と聞いたらうーんと言われた。 Iphoneの方がおすすめですよ、と言われて店をでた。

Hと合流して鎌倉へ向かった。古本屋→民藝の店→蕎麦屋。古本屋で広告批評の本を手に入れ、世界のホテル史のビジュアルブックも買おうと思ったが重いので断念。そのあと民藝の店で、ある作家さんの器を二枚買った。まあまあ値段はしたけどいい買い物だと思う。夏からは二人で過ごすことが多くなるので、冷やし中華でもワンプレートでご飯とおかずを盛っても美味しそうな器にした。

蕎麦屋では鶏南蛮にした。昼から蕎麦屋でビール、と思ったら腹痛いのにだめでしょ、と怒られストップがかかる。くー、悔しい。

神社でくるくる回る御祓をして(うまく言えない)、カフェでお茶をした。シナモンティーの味が皆無だったのでコロナか、とドキドキしたけど、薄味だっただけみたい。そのあと、今日はお互い疲れたので解散しよっかということになり帰宅した。

電車で今日買った本とポールオースター「サンセットパーク」を30pまで読んだ。

クロックムッシュって頻繁に食べられない。