はじめての自炊は味付けをやめると続けられる
先に結論
Cook Do を使うと、箱の裏の絵の通りつくるだけで料理の成功体験が積めるから続けられるよ!味付けを頑張るのは慣れてからでいいよ!
はじめに
自炊はよい。
その日の気分で食べたいものを食べたいだけ食べられる。日々の食事の内容が自宅や職場の近くの飲食店のメニューに縛られない。たとえばカレー味の炒め物を食べてもよいし、変なスパイスを試してもよい。ニンニクをたっぷり入れるのもよいだろう。サラダを作って上にクルトンを載せてもよいし、気分によってはサイコロステーキを焼いて乗せてもよい。野菜を素揚げして塩を振るだけでもとてもうまい。
食べ方も家なら気にしなくてよい。行儀良く食べてもよいし、テレビを見ながら、ゲームをしながら、本を読みながら食べてもよい。皿にもらなくてもフライパンから直接食べたっていい。台所で立って食べてもいいし、酒でも飲みながら料理したっていい。(一人暮らしでない場合は同居人や、自分の良心と折り合いがつく限りは。)
材料は安くしてもいいし、自分の好きな味付けにしてもよい。ちょっとした集まりで手料理を振る舞ってもいいだろう。
自炊ができると選択肢が増える。
もちろん自炊しなくてもいい。外食するか自分で作るかはいつでもスイッチできる。気分によって変えてもよいし、自分では作れないものを食べるために外に行ってもよい。人と会話するために外食してもよい。
食材を見たら色々と作りたいアイデアが湧いたりする。美味しそうなレシピを見つけたらいきなり作ることができる。
自炊をはじめる時の難しさ
筆者は学部生の頃から12年ほど自炊を続けているが、初期は料理が上手くいかないことも多かった。多分それで自炊を諦めた人も多い気がしないでもない。そこで、本稿では自炊初期の料理の経験が少ないときのオススメの自炊方法を述べる。
何が難しいのか
最も難しいのは味付けである。味付けは、次の2つの理由で難しい。
(1) 慣れない下ごしらえや調理をしながら、適切なタイミングで味見をする
という複数のタスクをこなす必要がある。
(2)味見をした時点の味から、最終的な味を予測する必要がある。
このように味付けは難しい上に、料理の成否に対する影響が大きい。これに失敗すると「まずい」という印象が強くなる。本当にまずいものはえづくレベルでまずいし、モチベーションが激しく落ちる。
一方、下ごしらえや調理については失敗は少ない。下ごしらえは怪我さえしなければ不揃いでも問題ない。調理も、炒め物なら火加減は中火(*)一択でよい。焼け具合もだいたいでよい。生焼けならフライパンに戻して焼けばよい。焦げたかどうかは見ればわかるし、焦げたものを多少食べても、なあにかえって免疫がつく。
(*) https://cookpad.com/cooking_basics/8015
失敗しない料理の方法
キーアイデア
味付けは一切せずに、に Cook Do (*) に完全にまかせる。
(*) https://www.ajinomoto.co.jp/cookdo/lineup/
自炊初心者に勧める方法は以下の通りである。
0. 最初に、フライパンと木べらとサラダ油を用意しておく。
1. スーパーの Cook Do 売り場にいく。たいてい中華材料コーナーにある。
2. なんとなく食べたい料理を選ぶ。決められなければ回鍋肉を選ぶ。
https://www.ajinomoto.co.jp/cookdo/lineup/awase_009.html
3. 箱を手に取り、裏面にあるとおりに野菜や肉を買う。
4. 家に帰って台所に立ったら、 Cook Doの裏面の絵の通り野菜を切る。
5. Cook Doの絵の通り調理する。
6. 食べる。
なぜうまくいくのか
料理初期のスキル向上には、回数をこなす必要があるが、料理は失敗したときの精神的ダメージが大きい。つまり、料理に失敗しないことが最も重要である。その点、レシピ本や Cookpad は、適切なレシピを選んで、いい感じで作る必要があるため初心者には難しい。その点で、Cook Do は初心者にとてもよくできている。
[1] Cook Do はほぼ全てのレシピが「切って、炒めて、ソースをかける」のステップで固定されている。つまり、違う種類のものを買えば同じステップで違う料理になるので、反復しながらメニューのバラエティも広がって楽しい。
[2] 味付けは付属の調味されたソースをかけるだけでよい。少なくとも普通に食べられる味のラインがほぼ担保されるので、どんなに切り方がまずくても炒めが変でもなんとかなる。もちろん普通につくればだいぶおいしい。個人的にはゴーヤチャンプルーが好み。
[3] 切って炒める調理部分が絵で説明されている。したがって、「みじん切りって何?」とか「乱切りって何?」という調べることなく、絵の通り着れば良い。これによって、とにかく予備知識なしで見様見真似で作れる。
[4] 材料の購入も簡単になる。なぜなら箱にレシピが書いているので、箱を見ながら買えばいいからである。通常はレシピをメモしておく必要があるので、始めは面倒だし買い忘れるととても落ち込む。
結論
というわけで、まずは Cook Do をローテションしながら美味しいものを作り、慣れてきたら好きなものを作っていくとよい。慣れてきたら、Cook Do 同じレシピを自分のアレンジを加えてもよいし、味はそのままでアレンジしてもよい。もちろんレシピ本を買って好きなものを作っていってもよいだろう。
一応リンクは貼っておくが、スーパーでその場で選ぶことに意味があるので、そっちで買ったほうがいい。
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