観劇記録『GK最強リーグ戦2019』

演劇制作体V-NETさん主催『GK最強リーグ戦2019』を観劇しました。

1公演につき2本の作品を上映して、投票で最終決戦の組み合わせが決まるそう。おもしろい〜!

私が拝見した回は『にっ!!』と、『影の人』の上演で、全く違うテイストの2本を見れました。

全チーム同じセットを使うという事で、がっつり建て込まれた舞台で見応えありました。
ただ「路地裏」っていうテーマを活かしきるのって難しいのかな…とも思いました。どちらの作品も、今回の舞台セットでなくても成立はしそうな感じがしたので。

以下、各作品の感想です。

TEAMトライデントさん『にっ!!』

90年代の学園ものと思わせて、実はVRによって青春時代を蘇らせるイベントに集まった人達のお話。爽やかさとも仄暗さも正統派な感じでとっても観やすかったです。平成前半のアレコレが沢山出てきてウフフってなりました…有線でポケモン交換してたわぁ☺️

ラビット番長さん『影の人』

戦時中のとある楽団を描いた群像劇。新劇系の正統派という雰囲気で、見応えのあるストレートプレイでした。一貫したモチーフ(影の人)を据える演出が好きすぎた…。「暗転しない」というルールを逆に活かして、リンの音(この音もモチーフになってる。好き。)をキッカケに場面転換していく演出も、とても観やすかったです。

先日の朗読劇オムニバスでも思いましたが、何本かの作品を1度に見られるのは純粋におトク感があっていいな、と思います。舞台装置の転換には頼れないかもしれないけど、限られた条件下で様々に表現を工夫できるのも、演劇の面白さだなと改めて思いました。


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