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人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

この本の感想を書こうと思う。

リタイア後の生活は非常に興味があって本書に手を伸ばした。
日本で連休と言えば、3連休。ゴールデンウイークでも10連休などだ。それを異次元の数字で凌駕してくる「2000連休」というパワーワード。

極カネタバレを避けつつ感想を書いていく。

暇になる

誰もが予想した展開。だんだんやる事もなくなり飽和してくる。時間の掛かる趣味などを持っていない場合は苦痛だろう。とはいえ「仕事の苦痛」と「暇の苦痛」で考えれば、後者の方が、有意義かと思うが。仕事の苦痛は人生の消費に過ぎないが、暇はいくらでも潰す手段がある。

人間関係が希薄に

著者の場合は、著者+同居人+ネコの3人(匹)暮らしであった。基本的に会話するのは同居人とネコのみとなった。組織への所属をしていないと自ずとそうなるのは容易に想像できる。個人的には、厄介な人間関係より、数少ない心許せる交友関係の方が快適かと思うが。理想は「浅く広く」、「深く狭く」のバランスかと思う。繋がりを欲しているなら経済的な余裕があればオンラインサロンなどに加入するのも現代的かなと。

体内時計が1時間狂う

人間の体内時計は25時間周期と言われている(諸説と個人差有)それが日光を浴びる事でリセットされ、我々は24時間のサイクルを送れているのだ。著者は、自宅内や夜間帯での外出で生活を完結していたところ、見事に起床時間が1時間ずれていったとの事。気にしなければ問題ないが、ある程度健康な生活を送るなら、決まった時間に就寝と起床をした方がよさそう。

まとめ

休日というのは、稼働日があるからこそ休日なのだと。2000連休はもはや休日ではなく「日常」であり、「休み」の概念を逸している様に感じる。それが良いとか悪いとかいう話ではない。
一般的に休日とは喜ばしい日であると思うが、それが日常になるとどうなるかというのを疑似体験できるのが本書である。色々なFIRE経験に関する情報に触れてきたが、週3、4程度の労慟が最適解なのではないかと感じる。人生においで快適な休日数というのを考えながら、転職やFIREなどのライフイベントを考えていきたい。

ではまた。

より良質な記事を書ける様に頑張ります! 皆さんがリタイアに近づけますように。