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27歳春、刹那。

27歳。社会人5年目。思うことがあります。

毎月のように結婚式に参列し、次々と送る結婚祝いと出産祝い。
インスタのタイムラインは入籍報告、ストーリーは子供の成長記録で埋まる。
会話の内容も、ついこないだまでは、どのマッチングアプリが良いかという議論で盛り上がってたのに、今は結婚式で着るドレス選びの話へ。
渋谷の居酒屋で潰れるまで飲むことはなくなり、休日に子供のいる友人宅でランチタイムに会う遊び方に。
意味のない大量のLINE通知は次第に鳴り止み、半年に1回程度、グループで集まっての近況報告。

自分も含めて、周りの友人のライフステージがここ1,2年で驚くほどガラッと変わった。
こんなにも、想像していた未来は早く来るものなのか、とどこか他人事に感じている自分がいる。

昔の方が気楽で良かったとか、そうゆうのじゃなくて、あまりにも刹那的な現実に目を背けたくなる時があるというか。そんな感じ。

私の周りの同級生は二極化している感覚がある。早々と結婚をし子供を産み、安定した生活を送り始める子と、はたまた大手企業を退職し、海外へ行ったり、大学院進学や起業など、まるで人生最後のチャレンジかのように思い切って飛び込む子。どちらも、素晴らしい選択だ。

そのどちらでもない私は、そもそも自分自身の「幸せ」とか「豊かな人生」ってなんだっけ、って思うようになった。

なぜ人は、「30歳までには結婚をしたい」「20代のうちにスキルを身に付けなきゃ」と焦るんだろう。人生はもっと長いのに。妊娠という比較的年齢による制限があるものが女性はつきものだから、そうは頭で分かってはいるけど、誰にそう言われたの?と問いかけている自分もいる。

かく言う私も、無意識に焦っているのだろう。

今は付き合って3年の彼氏と同棲をしており、近々結婚をしたいと思っている。関係性も良好。会社はいわゆる大手企業で、給料も同世代の中では高い方だ。働き方も自由で、休みも多く、職場環境にも恵まれ、スキルも身につく。このまま、結婚をして、ワーママとして働くには充分すぎる。本当に申し分ない生活を送っていると感じる。

なのに、このままではまずいのではないか?と感じる。なぜだろう?誰か、この感情に名前を付けて欲しい。向上心というほどカッコいいものではない。自分が、自分という存在ではなくなる恐怖感?つまらない人になってしまうのではないか、という危機感?

個人的には、中学生の頃よりも今がある意味、“思春期”だ。

友人が新たなライフステージに進んだり、全てを投げ捨てて挑戦している姿を見ると、現状維持している自分に対して、自己肯定感がなくなるのだろう。いつまでも、人と比べたりする自分を卒業したいけど、まあ、人は弱い生き物だからしょうがないと思うことにする。

きっと私にとって、この問いに対する回答はまだ模索中で、今まさに向き合っているのだと感じる。でも、今の自分が常に一番好きな状態でありたいと思う。

時間をかけて、丁寧に、この問いに向き合っていきたいと思います。

ただのぼやきでした。

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