ReGLOSSの二人は新たな扉を開いた

hololive DEV_ISって結局何なの?
ReGLOSSのデビューから1年が経過した今でもこの疑問は常に付きまとう疑問だと言える。

ただ、hololive DEV_ISからReGLOSSがデビューした事によってVtuberは新しい環境に変化していた事が確認できた点を思うにhololive DEV_ISという新しいカテゴリーを作ったタイミングは間違っていないのだろうと思ってもいる。
特に以下の二人が受け止められているという事はVtuberが新しい環境へと進化した事の証明だと思う。

ちなみにそれ以外の3人がダメであるという訳では全く無い


儒烏風亭らでん

間違いなくこれまでVtuberというカテゴリーに関心が薄かった層、ホロライブに興味が無かった層へアプローチが出来ている点は個人にとってもホロライブにとっても大きな成果、既に新規のスポンサーも引き込んでいる点を思えば1年目から多大な貢献をしていると思う。

そもそも知見として良く語っている美術や落語と言ったカテゴリーは、知識人の解説をメインとしたチャンネルがyoutube上でも一定数存在し、それなりの登録者数、再生数はある。

ただ、この界隈は若い女性が解説する事にジェネレーション的な抵抗を感じる層がどうしてもいるので、その点が変に抵抗感を示したりしなければ良いという懸念があったが、美術館等の反応を見るにポジティブに受け入れられている様だ。

ホロライブが上場を果たして会社の立場としてもどっしりと構えられる立場になったのも大きいかもしれない。

また既存のファンもこうした新規のファンが増やしている事に対してポジティブに受け止る人も増え、私自身も本当に素晴らしいと思う。

火威青

所謂男装キャラなのだが、Vtuberやホロライブを知っている人ならホロライブから男性Vtuberがデビューはしないという前提を理解しているので、
「じゃあ男装キャラか」と限定出来るが、あまり詳しくない人からすると、この様な見た目で性別が曖昧なキャラクターは最初の段階で興味がある人と無い人でハッキリと別れてしまう事が多い。

また第一印象から来る声のイメージであったり設定が想像しずらいのも問題で例えば…男性か女性か分かりずらい事でこれらの疑問が瞬時に出てくる。

声は低そうだけど…この人って……

①男性キャラで男性が演じている?
②男性キャラで女性が演じている?
③女性キャラだが男性が演じている?
④女性キャラで女性が演じている?

と見た目だけで4つの疑問(ノイズ)が生まれてしまう
更に、掘り下げれば男装している点が単なるファッションなのか、性的思考からくるものなのかも疑問になるが、これらのノイズを残念イケメンという狩野英孝の香りを感じさせるキャラクター性や、絵の上手さや、モノマネといった一芸力という本人の力量でそのノイズを吹き飛ばしてしまった点はとてつもない力を感じる。

当たり前ではあるがこのビジュアルで「青くん」と呼ばれ、ファンも「青くん」と呼ぶものの「青くんは女の子である」という前提が全員理解出来ている、これは簡単な事では無いのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?