肉体的な性的快楽、精神的な性的快楽の話

まず状態についてなんのデリカシーもなくはっきり言い表しておきたい。
かなり直接的な話になるので、念の為配慮としてスクロールする余白を設けておく。

















肉体的な快楽はわかる。

精神的な性的快楽が、壊滅的なまでにわからない。
助けてくれと何度も思ったことがある。
性に至らない部分で感じる「エモみ」「ロマン」「情緒」などのワードで表現されるものですら、理解するのに苦労をしている。

それらが存在する事はわかっている。嘗て自分も散々体感した事があるからだ。
しかし、成人してから急速にそれを感じる機能が衰えてしまった。

ただ「わからない」というだけなら良いが、これには大きな問題が生じる。
パートナーとの(主に性的な)コミュニケーションに於ける掛け合いの不成立である。

自分が返した言葉に対する相手からの応答、そこに対するラリーが、全くイメージ出来ないのだ。
私の頭の回転が遅いのか、はたまた右脳的な機能・MBTIのF機能の衰えか、疲れか、身体構造の変化か。
イメージ力の致命的な欠如。

もう一つの問題は、自身が体感出来る快楽の種類が肉体的なものに限定されてしまい、性に関する意欲やロマンを失ってしまう事。

相手のあらゆるやり方に何も問題がなくとも、これらの問題が生じているせいで日々葛藤する一方である。

これでは、赤裸々な話にはなるが、性別諸々を問わずに過去に試してきたところで何も収穫がなかった筈だ。

今日も、性に至らない、ただの会話に於ける掛け合いの捻出に非常に困っている。

性的不能なのとは違う。
私の脳が、精神的な官能を体感的に理解する事が出来なくなってしまっているのだ。
世界から一つ色が喪われてしまった苦痛に苛まれている。

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