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5着目 80s OSHKOSH ネルシャツ

こんにちわ!

自宅待機指示が出て1週間以上経ちましたが、
意外とストレスが溜まりますね。。

外出は食料調達のみと心がけておりますが、こんな時に限ってかここ数日春の気持ちいい天気続きすぎですよね。
外出日和な天気が続いていますが、コロナ収束の
ためにもしっかり自粛していく所存です。

さて、ぼくのワードローブ5着目は
OSH KOSH B'GOSHのネルシャツになります!

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OSH KOSH B'GOSHでオシュコシュビゴッシュと読みます。ぼくは買った当初、オッシ!コッシ!ビゴッシ!と読んでいました。陽気ですね。
OSH KOSH B'GOSHで「嗚呼素晴らしき!オシュコシュ」という意味だそうです。陽気ですね。

タグや古着屋の店員さんに聞いたところによるとおそらく80年代のもの。

前回まではm51やm52といったゴリゴリヴィンテージを紹介しましたが、今回は趣向を変えてレギュラー古着な
1着をご紹介。
そもそもレギュラー古着とヴィンテージ古着の違いってなんなの?って話なんですが、

すみません、ぼくもはっきりした線引は知りません。笑

ぼくの中では80年代以前のものをヴィンテージ、80年代以降のものレギュラーという線引で認識しております。
なんかこの辺は人によって違うところがありますよね。
古着屋さん達の中でも違う人はいますし、中には90年代のものもヴィンテージという人もいらっしゃいます。
この辺って古着の価値観や考え方に依存する部分だと思いますので、正解はないと思っています。その人がヴィンテージだと言えばその人にとってはヴィンテージですし、レギュラーだと言えばレギュラーです。そのくらいでいいと思います。

前置きが長くなりましたが、、
まずOSH KOSH B'GOSHってどんなブランド?から。

OSH KOSH B'GOSHとは

OSH KOSH B'GOSH(以下、オシュコシュ)は世界最大級のファミリー向けファッションブランドです。

タグにも書いている通り、1895年から創業している100年以上の歴史を持つブランドになります。

始まりはアメリカのウィスコンシン州オシュコシュからで、鉄道労働者や農夫用のワークウェアブランドとして創業開始しました。
当時のウィスコンシン州はヨーロッパからの移民によって、酪農や農業が盛んに行われていたそうです。
また、アメリカ全土で鉄道建設が急速に進められており、鉄道労働者も急増しました。
そのような時代背景もあり、オシュコシュのワークウェアは着々と浸透していったのでした。

かなり老舗のワークウェアブランドなんですが、世界的にオシュコシュといえば子供服という印象が強いみたいですね。
なぜならオシュコシュは1900年代に

世界で初めて子供用オーバーオールを作ったブランドだからです!

オーバーオールってゴリゴリのワークウェアなのに子供が着ていても不自然じゃない、むしろオーバーオールは子供用服って認識の方は多いんじゃないでしょうか。
その定番を作り出したオシュコシュ。素晴らしきオシュコシュ、その通りです。
子供用オーバーオールは当初通信販売のみでしたが、アメリカ全土のママ達が次々とオーダーし、爆発的に売れたため全米のデパートで取り扱いが始まるほどでした。

現在では、子供服とマタニティウェアが中心のようですが、メンズワークウェアも若干ではありますが展開しているようです。

ぼくは古着でこのネルシャツを買うまでオシュコシュを知りませんでしたが、オシュコシュ、かなり偉大なブランドのようです。笑 恐れ入ります。

そして、今回はネルシャツについても深く掘り下げていこうと思います!

ネルシャツの生い立ち

ネルシャツネルシャツと言われることが多いですが、略さず言うとフランネルシャツです。
その名の通り、生地に起毛した保温性が高いフランネルが使用されています。

ネルシャツのイメージってコテコテのアメカジというイメージが強いかと思いますが、実はフランネルという素材のルーツはヨーロッパなんです!

フランネルに類似した織物が16世紀のウェールズですでに広まっていたそうで、フランネルという言葉自体は17世紀後半のフランスで用いられ始めたと言われているそうです。(ウェールズ語でウールを意味する「gwlanen(グラネン)」がなまってフランネルになったという説があります)

ヨーロッパでは古くから浸透していたフランネルですが、アメリカでは19世紀ごろに普及し始めます。
きっかけはワークウェアブランド最大手のカーハートなんです。カーハートの創業者、ハミルトンカーハートは当時アメリカの労働者達が着用していた作業着が長時間労働の中では不快なものであることに目をつけました。
外で働く人達のためにと、保温性が高く、軽いフランネルを用いてワークシャツを作り、それがアウトドアワーカー達の間で瞬く間に普及していきました。ネルシャツ誕生の瞬間ですね!

しかし、当時のネルシャツの印象はアウトドアワーカーが着る汚くて貧乏臭いもので、今日のようなカジュアルな私服として着るものではありませんでした。そのイメージを変えたのがロックバンド、Nirvanaのフロントマンであるカートコバーンでした。

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カートのボロボロのネルシャツにクラッシュデニム、汚れたコンバースのジャックパーセルというファッションは当時において画期的でした。このボロボロのファッションはグランジファッションと呼ばれ、80年代から90年代にかけて爆発的な流行になります。ネルシャツはグランジのアイコニックなアイテムとして若者の間で親しまれるようになったのです。

以上がざっくりではありますが、ネルシャツの生い立ちでした!
今ではアメカジのイメージが強いネルシャツのルーツがウェールズにあったとはむちゃくちゃ面白いですね!
そしてアメリカでワークウェアとして、そのあとグランジファッションのアイコンとして。
激動の変遷を辿ったネルシャツ、かなり味が深いアイテムではないでしょうか。

まあ一昔前はネルシャツといえば秋葉系おたくのファッションと言われたこともありましたが、、誰が着ても受け入れてくれる懐の深いアイテムということで!

OSH KOSHのネルシャツを着るときのぼく

ヘビーネル(分厚い生地)はワークの色が強く出ますが、このネルシャツはヘビーネルにも関わらず、ダークな色合いかつボックスシルエットのためストリートにも着こなせるレンジ広めの1着です。

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パタゴニアのバギーショーツにコンバースのオールスター。白ソックスでスケーターの香りも若干漂わせつつ。
寒いのか暑いのかはっきりしないコーデですね。笑
これでキャップを後ろかぶりしちゃうと序盤の草むらで待ち構える短パン小僧コーデの完成です。(ポケモン)

グランジファッションのネルシャツはぼくの勝手なイメージかもしれませんが、ヘビーネルではなく、ライトネル(薄い生地)の方がらしさが出るのかなと。
ライトネルは古着屋でもかなり安価で売っていますのでグランジファッションしたい方はぜひ。
ちなみにぼくはこのネルシャツでクラッシュデニム履いてエセグランジファッションもやります。笑

OSH KOSHのネルシャツに感謝

ぼく実はチェックシャツあまり着なくて、着る気もなかったんですが、古着屋のネルシャツセールにまんまとはまりかなりお手頃だったので買ったこの1着。
結局夏以外むちゃくちゃ着てます。笑
オシュコシュのネルシャツなのでデニムと合わせてワークっぽくも着こなせますし、ディッキーズとかと合わせてストリートっぽく着こなしてもいい。
着こなしの幅を広げてくれてありがとう。

これからもよろしくお願いします。

はい!
ということで、ぼくのワードローブ5着目はOSH KOSHのネルシャツでした!

書いていて愛着がぐんぐん高まりました、、
早く着てお出かけしたい!!!

みなさんもこんな面白いネルシャツというアイテム、いかがですか?

読んでいただきありがとうございました!!

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