「中原淳一」 グラントワ in島根県
「中原淳一」
「中原淳一」の名前を聞くと、東京で洋服を学んでいた若い頃を思い出します
企画展「111年目の中原淳一」を島根県益田市にあるグラントワ、いわみ美術館で4月20日から6月17日まで展示されているので見に行って来ました
あの頃は本の中の絵だったけど、卒業して色んなところで目にするたびに、この絵を描いていた人はすごい人だったんだなぁーと実感するようになりました。
企画展で知った中原淳一氏について
戦後、移り変わる時代の中で世に中の流れに乗るのではなく、自分の意志によって自分らしい「美しい暮らし」衣食住をコントロールして実現できるように、と発信していた中原淳一のマルチクリエイターでした
満足度は120%
展示会場には、原画やスタイル画、彼が手がけた雑誌、洋服、着物などが数百点が展示されています。
完璧主義だった中原氏は間違ったデザイン画は捨て一から書き直していたと言うほど、原画やデザイン画、スタイル画は1枚1枚が完成されたものばかり、水彩画で描かれ、洋服のデザイン画は顔から手先、足先まで完璧に、驚いたのは指の先、爪の光具合まで描かれてありました。
雑誌用に描かれてある細部にまで拘ったデザイン画はバックスタイルが隅に描かれており、デザイン画を元に制作した洋服や小物は型紙や作り方(仕様書)も書いあった。
当時、雑誌を見て洋服を作った時代、私の母も我流で洋服を作っていたが、このような雑誌を見て作っていたんだと、母が私たちに洋服を作ってくれたことを思い出した
中原淳一は一生、弟子を取らなかったよう、ファンを多く持ち押しかけていた人もいて、その中の一人が皇室御用達のデザイナー芦田ジュンだと言うからビックリです。今回の再現品の一つの、中に中原淳一氏のデザインを元に洋服を作成した作品があった。今の時代にも着こなせる洋服は感動を覚えす
この作品は、クッションカバーで、中原氏がデザインした絵をシルクスクリーンで転写し生地を当てて切り、上から横に5mm幅にステッチをかけたものです。特別な方法や技術が無く誰もができる作り方、私も挑戦してみようかな!!
創刊された本も見る事ができました
帰りに美術館のショップで友達や知人用にハガキと、文明堂とコラボしたカステラを買いました。
友人が東京、銀座店の文明堂でバイトしていたので、懐かしくなって買いました
6月17日まで開催されているので、また見に行こうと思います
石州瓦で覆われた島根県西部(益田市)に位置するグラントワへ
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