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子ども会の意義を考える

全国的にそうなのか知らないけど、うちの地域は子が小学4年生になると親は特別な事情がない限り子ども会の役員が回ってくる。
うちは子が1人しかいないし、私の仕事も時間の融通が効くフルリモートフリーランスなので、他の人がやりたがならないことを敢えて引き受けてみようと思い、一番大変そうな連合役員というのに手を挙げた。連合というものの存在も知らなかったし何が大変なのかわからないけど、まずこれだけ任期が2年あるということでみんな敬遠してた。

連合の役割としては、校区の中のいくつもの単位町子ども会をとりまとめて校区単位の行事等を企画開催する他に、地域の他組織と連携したり、区や市単位の会議・イベントで連携するなど縦にも横にも繋がりがある。ここ3年くらいコロナ禍でイベントがほとんどなかったけど今年度はほぼ通常ペースで復活してるから、新人さん状態の1年目役員はともかく2年目役員も、去年までなかったことが復活して数年前の事例を調べながらあたふたしてる感じ。

私以外の役員はみんなクジで引いてしまって仕方なくやってる人が多い。負担が重いことが前から問題視されてて、負担を減らす改革としてまず任期を2年でなく1年にしようという動きがある。いつから1年になるかな?私達の代(2023年度)からそうなるかな?と一瞬期待したけど、来年度の役員に今の1年目役員がいつどうやって引継ぎできるのか、そもそも活動の全貌が見えないとイメージできないので、そんなすぐにはできなさそう。定期総会の時、地域のお偉いさんに「連合役員はなんでこんなに人数がいるんだ。子供を留守番させて出て来なきゃいけないような会、もっと効率化して人数を減らすべきだ」と怒られた。(1つの係に対して2年目と1年目担当がいるから人数が倍になる)それに対して、効率化するための改革に着手しようとしてますと回答してたけど、そもそも改革はどこから誰がどう進めるのか。誰かがリーダーシップをとらないと動かなそうだけど、事情により今年度会長がほぼ不在となってしまい、リーダー不在の中で誰も改革を推し進めようとはしない、というか余裕がない。
例えば効率化の策の1つにペーパーレス化があるけど、既にLINEグループがいくつも乱立してる中、会議資料などの情報も全部LINE共有になると埋もれやすくなるし管理もできなくなる。自宅にPCがない保護者もいるから会社でやるようなドキュメント共有・管理も難しい。

改革するということはまず現状の棚卸をしないといけなくて、変化を起こすために方々の調整も必要になるから生半可な気持ちでは取り組めない。例えば会社なら上から任命された責任者が進めるけど、ボランティアの集まりみたいな組織でリーダー不在のフラットな状態では何も動きようがないし、改革の時間と労力を捻出してもそれに見合う報酬がない。もし失敗したら混乱を招いた張本人として知られてその地域に居ずらくなるかもしれない。

そんなこんな問題のせいかは知らないけど、子ども会の会員は年々減ってる。小学校の生徒数はそれほど変わらないのに校区全体の会員数が加速度的に減ってるのは、親が多忙で役割を担えない、面倒だから入らないという人が増えてるというのを聞く。もちろん加入は自由だけど、入ると地域のお祭りやスポーツイベントなど、子どもや親子で参加できる行事が色々あるし近所の人達とも顔見知りになるし、地域で子どもを育てるんだなというのが実感できる。登下校だけでなくとも子ども達だけで出かけたり公園で遊んだりするのが増えてくると、近所で見守ってくれる大人(子どものことをよく知ってる人達)が増えるのは安心。親が共働きの家こそ、子どもと近所の人とのつながりを作るメリットあると思う。

私は仕事がフルリモートで画面に向かってばかりだからリアルの活動にちょっとワクワクを感じてる。活動の負担や拘束時間についてはそれに見合うものや意義があるのか、まずは1年活動してそのあたりの見極めからしていこうと思う。となるとやっぱり任期2年いることになるのかな。むむ。

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