売れたいSexy Zoneと売れて欲しいSexy Lovers
「夏のハイドレンジア」発売も3週間を切り、話題のカップリング「桃色の絶対領域」も一昨日からから試聴が開始した。シングルリリース期特有の盛り上がりを見せてきているSexy Zone。
シングルリリース期、私はこのアニメ「モモウメ」のモモちゃんのようになる。きっと同士も多いのではないだろうか。
CDの宣伝でメンバーのバラエティ番組や雑誌への露出が増えて、もちろん歌番組にも出演する。少しずつ小出しになるMVや特典、カップリングの情報に胸を躍らせ、発売初週にはCDショップが各々愛情を込めてSexy Zoneを応援する装飾を施してくれる。リリース決定からしばらくはずっとお祭りのようだし、本当に幸せで、幸せで仕方のない期間なのだ。
しかし一方で、こんなわだかまりが生まれたりもする。
「なんでそんなにたくさん買っているの?」
「数字にこだわる人たちが怖い」
「強制しているわけじゃないのに、Sexy Zoneを応援しているだけなのに、どうしてわかってもらえないの?」
同じCDを複数枚購入したり、公式YouTubeを積極的に再生したりと数字にこだわって応援していくタイプの方と
そもそも同じものをたくさん買うことに理解が示せなかったり、経済的な理由で難しかったり、シンプルに楽しく応援したいだけだったり、ちょっと数字にこだわっていることに窮屈に思ってしまうタイプの方。
私はこれに関して当たり前のことではあるが、どちらが正しいということはないと思ってる。し、どちらも正しいと思っている。
私はどんな形であれ、それが気持ちだけだったとしたって、『Sexy Zoneが好き!』『Sexy Zoneを応援したい』と思っているファンの人とは、いつだってみんなで肩組んで「We Are The World」を歌えると思ってる。
上記のような考え方が大前提として、ある。
その上で、私はどちらかと言えば、数字は大事だと思ってるタイプの方のファンである。そのため、今日はどうして数字を大切にしているのか、同じCDを何枚も買うのか少しその思考回路を因数分解して私なりにまとめていく。
少し不快に思う方がいたら申し訳ない。しかしSexy Zone、今が大事な時期であるため、あえて形にしておこうと思う。
このnoteを通じて、今Sexy Zoneの為に数字に拘って活動してくれているファンの方が少しでも気持ちが救われたり
そういう考え方がよくわからないと思う方が、少しでも理解の気持ちを持ってくれたら嬉しいと思っている。
私が初めて複数買いしたCD
私が初めて複数買いしたCDはSexy Zoneではない。
しかし、ここではあえて他のグループではどんなことが起きたのか?というところも視点の一つとして交えながら話していこうと思う。
私が初めて複数買いしたCDはNEWSの「BLUE」だった。2018年6月、これは思い出したくもないし、思い出させたくもないので本当は書くのも忍ばれるが、リリース月にメンバーの小山慶一郎と加藤シゲアキが未成年飲酒問題でそれぞれ処分を受けた…。
やってはいけないことには違いない。禊もすべきだろうと思うし、今まで通りといかないのもわかる。しかし、大好きなものを失ってしまう恐怖もそこには確かに存在してた。
そして私は『NEWSを必要としている人がいる』ということに気づいて欲しい一心で、誰に言われたわけでもなくCDを追加購入し、初めてNEWS専用のアカウントを作って#NEWS#BLUEを入れた呟きをロボット認定されるほどたくさん生産した。
これは単にNEWSの為にというだけではない。
私が、NEWSを失いたくなかったのだ。
そうやって行動してみて気づいた。同志がたくさんいることに。そしてその同志たちの中には、このような有事とは関係なく常にCDを買えるだけ買い、ビルボード対策で曲名を呟き、ラジオのリクエストをしてくれている人たくさんがいるということを初めて知ったのだ。
ジャニーズが一位で当たり前だと思っていた。
ジャニーズが目立って当たり前だと思っていた。
しかし本当は、グループのために出来ることを考え、動いてくれている人がたくさんいたのだ。もちろん事務所の力などもあるはずだ、だけど一人一人の行動が積み重なって、大きなマンパワーとなることを私はこの時確かに実感した。
その後NEWSは無事4人で、15周年のアニバーサリーイヤーを凄い勢いで駆け抜けた。(勿論この展開について賛否両論はあると思うが、それはここでは割愛させていただく。)このような結果となったのは、ファンの前のめりな姿勢も少なからず影響していたと自負している。
さて、話はSexy Zoneに戻る。もちろんSexy Zoneはノースキャンダルのピカピカグループだ。休止するメンバーはいても、メンバーが脱退したこともない。『少し状況が違うんじゃ?』と思ったかもしれないが、いつだって『想いは思っているだけでは伝わらない。』ということはどこのグループでも共通して言えることだと思っている。私はこのNEWSでの学びを礎に
『Sexy Zoneを必要としている人がたくさんいる。』
ということを伝えたく、居ても立っても居られないため、CDを買い、番組、曲名のハッシュタグを呟き、公式のYouTubeを再生している。
Sexy Zoneの「東京ドームでコンサートしたい。」「世界で活躍するアーティストになりたい」という夢を叶えてあげたい。という気持ちももちろんある。しかしそれだけではない。私はただ、私の大好きな人たちの活躍する姿を出来るだけたくさん見ていたいのだ。その為に出来ることをしている次第である。
需要と供給
そうは言っても、『必要以上にモノを買ったり、時間を余計に割いたりしてまで応援する必要ある?』『楽しいところだけ楽しんじゃダメなの?その対価は払っているし。』と思っている人もたくさんいると思う。
それも一理あると思う。というか、本来であれば、求めている人がたくさんいて、その人たちが欲しいCDを買い、呟きなどのバズりだって、どこからともなくやってきて自然と広がっていくのが美しい姿だと思う。それはきっと今精力的に活動しているファンの人たちもそう思っているだろう。
私だって、“初めての1枚“を手に取ってくれる人を増やしたいから、それが本来あるべき姿だと思うから、こうして布教noteを書き溜めている次第だ。だからその気持ちだって理解できると思っている。
だけどここからが難しいところ。
「人気が出るには、たくさんの人に見てもらわなければいけない」
にもかかわらず
「たくさんの人に見てもらうには、人気がないといけない」
のである。
そんな…、卵が先か鶏が先かみたいな話…。私も書きながら頭を抱えてきた。しかし、それがどこの世界でも現実なんだと思っている。感動で心は満たされてもお腹は膨れないのだから。
どういうことか、もう少し噛み砕いてみると、曲を作るには、番組を作るには、もう私には想像もつかないほどの人の技術が、時間が費やされている、ということは、それを可能にするだけのコストがかかっているし、携わった人たちだって、結果が出なければやり甲斐を感じない。
“結果“にはいろんな形があると思う。作品として完成されていて、『感動した』『面白かった』というのも一つだと思う。しかし、心の温度には個人差がある。そうするとやはり誰でも共通認識で納得できる"結果"として”数字に残るもの”が重視されてしまうのが悲しいかな、世の定めなのだろう…。
そのため、売れなければ、露出が減って、そうしてチャンスが減れば、余計売れなくなるし、反対に売れていけば、露出が増えて、そこで爪痕を残せれば、さらに認知され、売れていくのだ。
爪痕を残せるかどうか…、それはメンバーたち次第ではあるが、今のSZを見てその心配をする必要があるだろうか?いや、ない。だとしたら、やはりファンにできることは活躍するフィールドが増えるよう、『Sexy Zoneを起用したい』とたくさんの偉い人に思ってもらえるよう、出来ることをすることだと思っている。
さて、ここで一つ疑問に思うことがあると思う。『Sexy Zoneたくさん新しいお知らせあるし、すごい大活躍じゃない?だったらもう、売れてるということでは?これ以上盛り上げる必要ある?』という疑問だ。
これに関しては、今、Sexy Zoneは事務所が売り出しキャンペーンをしてくれているということを一つ頭に入れておいて欲しい。それが「10周年イヤー」のお祭り。このジャニーズ事務所の特有の周年に盛り上がるキャンペーン期間、ここで上手く盛り上げられるかどうかが今後の5年10年に関わってくると言っても過言では無いのだ。
アニバーサリーイヤーというお祭り
ここではまた、他のグループを例にとってどんなことが起きたか、見てみようと思う。知っているところの話で申し訳ないが、15周年のNEWSを例にしていく。
実際体験したことなのに、書きながら震えた。これでも全部じゃない。シングルは他にもリリースしているし、主演ドラマも他にもあった。特にイレギュラーなところだけかいつまんでもこれだけあった。何回ライブしてるんだ…。とにかく忙しくしている間に2018年が過ぎて行ったことだけは確かだった。
今、Sexy Zoneのファンも同じようなイベントの数々を楽しく受け取っているのではないかと思う。ベストアルバムの発売、ツアーの完走。ファンミーティングの開催、ゴールデン帯の主演ドラマの発表に、度重なる舞台のお知らせ、シングルも既に2枚目が発売するところだ。
では15周年イヤーの翌年、NEWSの活動はどうなったか?
アルバムを引っ提げてのツアーはしたものの、ドームでの開催は無し。シングルのリリースは1枚だけだった。随分と静かだ…。
その一方で、主演ドラマに出演するメンバーや、新しい情報番組のレギュラーになったメンバーもいた。その他細かい露出はあったため、メンバーは15周年イヤー以降も忙しく活動していったイメージ感がある。もちろん色々あったから、嵐の様に国民的になったりということではないが…、ファンとして楽しい日々が過ごせているのは、15周年に一つになって盛り上がることが出来たからではないか。と個人的には思っている。
と、他のグループを例に周年イヤーとそれ以外の年の露出の差を紹介してみた。これはあくまで一例ではあるが、この例を通して、今現在Sexy Zoneが“お祭り期間中“"売り出し期間中"であるということが少しお分かりいただけただろうか…?
同年代グループがひしめくジャニーズ戦国時代
さて、話は変わり今年デビュー10周年を迎えるSexy Zone、10年経ってやっと大人の男性となり、名実共にSexyになってきた。
これからが面白いところ!と思う一方で、10年前には存在しなかった同年代のグループがたくさんひしめいている状態でもある。
では、そんな今の状況の中で、少し想像してみて欲しい。
バラエティ番組の一席、誰か20代くらいのジャニーズをキャスティングしたい、さて、何を基準にオファーする?
これは私の妄想に過ぎないし、実際どんな思惑でタレントが選ばれているのかはわからないが、こんな感じではないか?と私なりに想像を巡らせてみた。
1つは、そのタレントの持つポテンシャル。番組の中にいたら面白い、まとまる、などと思ってもらえること。そしてもう1つ、どれくらい人気があるのか?番組を見てもらえるファンが多いか?ということ。大きく分けてこの2点なのではないかと考えている。
前者については、Sexy Zoneのメンバーはみんな好印象な部分が多いはずだ。では、後者はどうだろう…?
比較しやすい指数として、最新のシングルの初週売上枚数を平均年齢が20代のグループで比較してみることにする。
…世知辛い。確かにこの数字には、前月からライブDVD、ベストアルバムと、リリースラッシュが続いていて、財源が乏しいファンが多かったというのも理由の一つにあるし、マリウスが参加していないCDとなったことも関係しているはずだ。5人で発売した一つ前のシングル「NOT FOUND」は25.1万枚の売上であるから、これが全てではない。しかし現状ではこれが最新の数値となっている。
もう一つ、新しい分野の指数としてYouTubeの再生回数も見てみよう。こちらは配信のタイミングが近かったSixTONESの「マスカラ」とSexy Zoneの「夏のハイドレンジア」。実際に現状を見てみるのが1番わかりやすいかと思う。
比べ物にならない…。一体全体どっちで何が起こってるのか、もはやよくわからない。
どのグループも個性的で魅力的だ、売れるのだってよくわかる。でも、そんなに大きな差がつくほど、魅力に違いがあるのだろうか…?こう思うのは私のひいき目なのか…?これが私の最近の最大の疑問である。
この売り上げなどの人気の差に関して、私なりに解釈しているところは、やはり"タイミング"も大きいと思っている。若くデビューしたことでJr.時代に固定のファンがいないままデビューしたことや、グループとしての輪郭が見えてきたところでの度重なる編成の変化、こういったことが世の中に認知されるチャンスを逃しているのでは?と、個人的には考えている。
だとしたらメンバーもファンも悪くない。不可抗力的な部分も大きい。しかし私は、『Sexy Zoneの魅力がこのまま世の中に知れることなく終わってしまっていいの?』『Sexy Zoneの努力がタイミングだけで片付けられて報われないままでいいの?』と、どうしても思ってしまう。
この売上上位のグループとの数字の差は、そう簡単に縮まるものではない。寧ろ少し数字に圧倒されて、唖然としてしまっている人もいるかもしれない。
しかし私は、1つ武器になるかもしれないポジティブな視点あると思っている。
それは、『ファンの数がここ数年で右肩上がりで増えています。』という解釈だ。
ファンの数の増加
これは、結構すごいことである。確実に他のグループとは異なる動きなのだ。
何故なら、ジャニーズグループは大体デビューシングルが1番売れて、その後デビューシングルの売上を超えるグループはなかなかない。国民的アイドルグループの嵐だって、デビューシングル「A・RA・SHI」の売り上げを超えたのは、2020年にリリースした「カイト」だけだ。
ちなみにSexy Zoneに関しては「君にHITOMEBORE」で既に超えているが、これはかなり派手な数の限定盤展開などが関わっているため実質ノーカンだろう。それでも5周年を皮切りに少しずつデビュー時の数字に近づきつつあるのが大きな流れになっている。
ファンの人数が多いグループも魅力的であるが、市場が拡大しているグループも同じく魅力的に映るのでは…?と私は考えている。むしろ、私が何かのプロデューサーだったら、今これから売れそうなグループを押し上げるきっかけを作る方がずっとやり甲斐のある仕事のように感じる。だからSexy Zoneは沢山の希望を秘めていると私は信じてやまないのだ。
「夏のハイドレンジア」は鍵となる曲
今回の「夏のハイドレンジア」ゴールデン帯のドラマの主題歌で、秦基博さん提供のラブバラード。
普段より沢山の人に聴いてもらえる機会が多いはずだ。
ドラマのファンや、秦基博さんのファン、カップリングを提供してくれた「神はサイコロを振らない」のファンの人も手に取ってくれるかもしれない。
それに加えて、今年は10周年イヤー。メンバーの露出は増えているし、確実に注目度は上がっているはず。
このタイミングで、更にファンでシングルを盛り上げることが出来たら、世界は変わる様な気がしては来ないだろうか…?
一人一人の愛が大きな結果となる
『私が購入するCDを一枚増やしたところで、そんなの変わらないんじゃ…?』
決してそんなことはない。たくさんの人の大切な1枚が積み重なって、積み重なって、20万、25万という結果になっている。私の1枚も、あなたの1枚も確かにこの中の1枚で、その1枚を買う人が、1人、10人、100人、1000人と増えていけば、世界が変わって来るのだ。決して、1人でやっているということではなく、見えないところに沢山の仲間がいる。そう思ったらその1枚がより嬉しくも楽しくもなっては来ないだろうか?
今回はリリースの時期だったため、CDの売り上げを中心に話しているが、これはもちろん売上に限ったことではない。
番組を見て呟いたツイートだってトレンドに繋がっているし、再生した公式YouTubeだって100万超の再生回数に繋がっている。このnoteを読んでくださっている方なら、きっと既にみんな何か出来ている。もう、それだけで最高だ。ただちょっと今出来ていることを意識して行動するかしないか。始まりはそんな視点の違いだったりするのだ。
「売れる」ってなんだろう…?
最後に改めて、「売れる」「売れている」とはなんだろう?と考えてみることにする。
いろんな見方があると思う、今回話したCDの売り上げもそうだし、東京ドームでコンサートをすることも一つだろう。そんな中でも、特に幸せな実感があると思っていることがある。
それは、『日常にSexy Zoneがいる世界』だ。
グループの冠番組があって、1日に何度も流れるCMに起用され、誰もがSexy Zoneを知っていて、あらゆるところでSexy Zoneの曲を耳にする。そんな世界。
そんなことが実現したら、きっと幸せな毎日だろう。
Sexy Zoneの夢が叶うように、ファンとして嬉しいお知らせが沢山受け取れるように、私は自分に出来ることはこれからもやってみたいと思っている。
ただこれは、限られた時間、限られた財源の中で行われること。誰にだって平等に出来ることじゃない。
そして私だって完璧ではない。出来るときに、出来ることをしている。そして、あらゆる事情で積極的に行動出来ないときには行動してくれてる人に感謝と尊敬の気持ちを持っている。きっとこれからもそうだ。
長々と綴ったnoteをここまで読んで頂いたこと、本当に感謝しかない。貴重な時間をありがとうございました。
最初に記述したように、少しでも気持ちが救われたり、理解の気持ちが深まったりはしただろうか…?そうなっていればこんなに嬉しいことはない。
少し前まで私も、アーティストから発信されたものを受け取るのみが楽しいことだと思っていた。でもそこで更に、アーティストのために出来ることを考えて行動していくことで、愛し、愛されている状態をより実感できるようになった。
これは幸せだし、やってみると意外と楽しいものだ。
これを機会に、一緒に盛り上げてみるのはどうだろう?もしそれが実現できたら、きっともっと幸せな未来が待っていると信じている。
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