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不動産は育てるもの

①東京都港区
2億5000万円
築10年RC
2LDK5戸
駅徒歩5分
表面利回り4.5%

②愛知県一宮市
8000万円
築5年木造
3LDK12戸
駅徒歩5分
表面利回り7.5%

③神奈川県横浜市西区
1億円
築5年軽量鉄骨
1LDK9戸
駅徒歩5分
表面利回り7.0%

架空の物件情報ですが、皆さんならこれのどれを買いますか?
そして、なぜそれを買おうと思いますか?
または、なぜどれも買わないのでしょうか?

わたし個人的には、③以外は「このままの条件では買わないけど、買っても良い物件になり得る」と判断します。
なぜかと言えば「数字は育てることが出来る」からです。
立地や間取り、構造、築年数は変えることができません。
しかし、価格や利回りは交渉次第で変えることが出来ます。
①も②も物件価格や融資年数、金利などの交渉によっては、数字が大きく変わって来ます。

市場に出回っている物件を見て「全然良いのがない」と嘆く人は沢山います。
しかしそれって当然のことなのです。
「良い物件」というものは、市場に出る前にもう買い手が決まっていることが多い。
万が一市場に出たとしても、常に目を光らせているベテラン投資家達が秒で買い付けてしまいます。
だからこそ、初心者のわたしたちは不動産を「育てる」しかないのです。

余談ですが、上記の③をわたしが選ばなかった理由は何だと思われたでしょうか。
一見、数字を見ると良い物件のように見えると思います。
答えは構造が軽量鉄骨だからです。
不動産を学んでいる人はピンと来たでしょうか。
銀行の融資期間に非常に大きな影響を及ぼす「構造」と「築年数」。
わたしは軽量鉄骨だけは絶対に手を出しません。

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