私の進む道

青年海外協力隊の合格通知をもらったのが、2018年の初夏?まだそのときはイギリスにいて、修論を書いていました。

あっという間に時間は過ぎて、駒ヶ根での訓練所生活も無事に修了し、ついにフィジーへの派遣が正式に決定しました。出国までのカウントダウンが始まっています。

国際協力や開発分野に関心を持つと、必ず目にする青年海外協力隊は、自分が高校生のときに初めて電車の中のポスターで知ったのがきっかけ。でも当時はこんなの無理だなあと思っていた記憶があります。

ちょうどその頃自分はプロのスイマーになれないことがわかって、夢もやりたいこともなくて。高校生活もあまり楽しくなくて、バイトばっかりしていました。大学に行く理由もよくわからなくて、ほとんど勉強もしてなかった。

そんな適当な高校生活だったから、あと一回遅刻したら卒業出来なかったらしい、というのは卒業式の日に先生から知らされました。
それ程勉強や学校に関心はなかった私が、そのあとイギリスに語学留学をして、5年遅れて大学へ行き、イギリスの大学院にまで行きました。

それは高校3年生の卒業直前の公民の授業で国連の話を聞いたときにグローバル問題を追及していく姿勢がただかっこいいと思ったから。利益追求のビジネスには何の関心も持てなかった自分が、利益とか損失とか、そんなことは置いておいて、困っている人や何かを必要としている人のために何が出来るかを考えるられる仕事があると知ったとき、これしかないと思ったからです。

卒業を目前にしながらも進路を全く考えていなかった私は、「それなら英語を勉強しなきゃ!」という発想で、イギリス行きを決断。

幸いなことに父親は、私の支離滅裂な話を聞いたあと全ての手続きをしてくれて、同級生が大学へ進んだ頃、私は渡英しました。

そこで見たイギリスの女性たちのパワフルさに衝撃を受けて、男女平等について考えるように。これがジェンダーの道へ進み始めたきっかけで、まさか本当にこの道の専門家になりたいと考えるなんて思ってもいませんでした。

その後イギリスの大学院で国際開発とジェンダーを学んできたけれど、まだ私は自分に自信がありません。でも今まで頑張ってきたことを少しでもカタチに出来たらいいな。

この2年間で、途上国で現場経験をただ積むのではなく、フィジーの文化を深く知って、フィジーのジェンダー問題に少しでも貢献できるように、またジェンダー専門家としての道へ進む自信が持てるように成長して帰ってきたいです。

#青年海外協力隊
#JOCV #フィジー

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