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『学力の基礎は読み書き計算にある』読了

隂山英男著、小学館発行。2001年初版

基礎学力づくりの手引きと指導の原則

小学校1年生
・ひらがな、かたかなの清音すべてが読めて書ける。
・助詞(てにをは)を適切に使い分けて文章が書ける。
・百マス計算(足し算・引き算)が最後までできる。
・配当漢字のすべてが読め、8割の漢字を書くことができる。

小学校2年生
・配当漢字のすべてが読め、8割の漢字を書くことができる。
・時間を追って、経験を話すことができる。
・九九がよどみなく言える。
・百マス計算(足し算・引き算・掛け算)がそれぞれ3分以内にできる。
・定規を使って、筆算をきれいに書きながら、計算できる。
・決められた長さの直線を正しく引くことができる。

小学校3年生
・配当漢字のすべてが読め、8割の漢字を書くことができる。
・短い詩が暗唱できる。
・簡単なことわざを知っている。
・主語と述語の意味が分かる。
・百マス計算(足し算・引き算・掛け算)がそれぞれ2分以内でできる。
・繰り下がりのある割り算(第3類型)50問を10分以内でできる。
・コンパスを使って簡単な図形を書くことができる。

小学校4年生
・配当漢字のすべてが読め、8割の漢字を書くことができる。
・ローマ字を適切に読み書きできる。
・文中の言葉のつながりが理解できる。
・国語辞典、漢和辞典が正しく使うことができる。
・百人一首のいくつかを暗唱する。
・割り算(第三類型)50問を5分以内でできる。
・倍を使う文章題を、正しく解くことができる。

小学校5年生
・配当漢字のすべてが読め、8割の漢字を書くことができる。
・今まで習った漢字の熟語の8割を書くことができる。
・いろいろな詩歌を暗唱する。
・割り算(第3類型)100問を5分以内にすることができる。
・連除法を使って、約分・通分、異分母分数を加減できる。
・歩合、百分率を使った問題を解くことができる。

小学校6年生
・小学校で習得すべき漢字のすべてが読め、8割の漢字を書くことができる。
・歴史に残る古文のいくつかにふれ、暗唱できるものは暗唱する。
・割り算(第3類型)100問を3分以内で解くことができる。
・分数と少数の混じった計算をこなすことができる。
・少数第二位までの計算
・帯分数の計算

社会理科総合編
3年生
・地図を使って、見知らぬ場所や地名を正しく調べることができる。
4年生 
・47都道府県の位置がわかり、正しく名前を書くことができる。
5年生
・パソコンでローマ字入力ができる。
6年生
・歴史上の事件や人物について、だいたい説明ができる。
・重要な年号を30程度覚える。
・日本国憲法の前文を暗唱する。
・三権分立など、社会用語のだいたいの説明ができる。
・日本や世界の主な国々の位置を正しく示すことができる。
・理科の実験道具の正しい使い方を知っている。
・パソコンでローマ字入力ができる。

素読資料:
奥の細道「漂白の想い」 松尾芭蕉/学問のすすめ 福澤諭吉/平家物語 「祇園精舎」/論語「学問の精神」 孔子/草枕「知に働けば角が立つ」夏目漱石/日本国憲法 前文/雨ニモ負ケズ 宮沢賢治

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