9/6~10 日経225オプションIVとVIX、海外ETFの推移比較
グラフは先週末まで約半年の期近・期先ATMIVとVIXの推移。
先々週に続き日経平均の急騰でIVが上昇、その後週末に向かって徐々に低下、金曜日夜間の先物下落ではIVは低下しています。
暫くは株価高値接近でIV上昇、株価下落でIV低下かもしれません。
VIXはS&P500の下落で上昇、ただ急騰という程ではありません。
VIXの急騰を見ないと米株の底入れ感が出ないかもしれません。
なお、今週は先物オプション市場の取引システム変更で、金曜日9/17の夜間取引が停止になります。
各種海外ETFの推移です。コメントは先週の動きについてです。
世界各国株式ETFは、日本株式(EWJ)と中国株式(FXI)以外下落しました。
EWJは年初来高値を更新しています。
海外主要株式ETFは全て下落、新興国株式(VWO)以外は1%以上の下落、全米株式(VTI)が一番弱くなりました。
米国株式各種ETFは全て1%以上の下落、先々週の傾向と同じでバリュー系と小型系が弱く、NASDAQ100(QQQ)と米グロース株(VUG)のグロース系は下落幅がやや小さくなっています。
米国セクターETFも全て下落、ヘルスケア株(XLV)、工業株(XLI)、小売株(XRT)は2%以上の下落、一般消費財株(XLY)は構成比率の高いAmazon(AMZN)とTesla(TSLA)が前週比プラスなのが影響しているようです。
海外商品ETFはまちまち、銀(SLV)、プラチナ(PPLT)の下落率が高く、先々週上昇率が高かった米国不動産(IYR)も下落しました。
一方銅(CPER)は上昇、エネルギー系が強く、リスクオフ気味のドル高でも商品指数(DBC)はWTI原油の比率が高いことから僅かに上昇となりました。
米国市場債券ETFは米国10年債利回り(^TNX)が前週比で上昇でしたが、米国20年超債券(TLT)は上昇、但し米国7-10年債券(IEF)は下落しました。
先々週は上昇した米国ハイイールド債(HYG)、エマージング債券(EMB)が下落、元々変動率の低い債券ETFですが、先週はプラスマイナスで0.5%を超える銘柄はありませんでした。
海外ETF全体で見ると、先々週米国株が弱かった事が、さらに悪くなったような感じです。
そんな中何故か日本株だけ強いですが、ショートカバーが原因のような気がします。
2013年のテーパリング発言時のドルインデックスについて、5月以降米長期金利が上昇しても年末に向けて下落しました。
高金利通貨は買われるというFX的な発想からすると意外な気もします。
ドル円を見ると、5/22がピークでその後円高になっています。
但し同時期の日経平均も下落しており、株価下落で円高になったとも考えられる為、テーパリングとは関係ないかもしれません。
一応、2013年に倣ってドル円は少しショート、折角日経が急騰したのでオプションのPUTの仕掛けを組みました。
ヘッジ目的ではなく、利が乗ったら買い戻し優先のトレーディングスタンスです。
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