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5/22~26 日経225オプションIVとVIX、海外ETF、各国通貨の推移比較

グラフは先週末まで約半年の期近・期先ATMIVとS&P500、VIXの推移。
日経平均は年初来高値を更新しましたが、IVは先々週の急騰水準には達しませんでした。
S&P500は終値としては年初来高値を更新したものの、5/19の高値は超えられませんでした。
VIXと日経オプションのIVは違った動きをしています。それぞれの原資産価格の振る舞いが違うので当然かもしれませんが、ここまで一致しないのは珍しいです。

PUTの仕掛けは手を加えました。
積立株式インデックスETFのパフォーマンスが良いので、下落ヘッジとしての意図が強いです。
先週は、はっきり言ってハイテク以外は軟調でした。日経高値で高揚感がありますが、注意した方がいいと思います。

各種海外ETF、各国通貨の推移です。コメントは先週の動きについてです。

Global Markets株式ETFは、全米株式(VTI)のみ上昇しました。
欧州・先進国系は軟調でした。

Developed Markets株式ETFは、全米株式(VTI)の他、台湾株式(EWT)と韓国株式(EWY)のアジア半導体勢が上昇しました。
円安でドル建ての日本株式(EWJ)はマイナス、欧州勢の他、カナダ株式(EWC)も軟調でした。

Emerging Markets株式ETFは、インド株式(INDA)、インドネシア株式(EIDO)、トルコ株式(TUR)などが上昇しました。
中国株式(FXI)、イスラエル株式(EIS)、南アフリカ株式(EZA)などは下落率が高くなりました。
エマージング株式(VWO、EEM)は、アジア半導体勢のTaiwan Semiconductor(TSM)、Samsung(005930.KS)が上位に入っている為、新興国カテゴリの割に堅くなりました。

各国通貨は、ドルインデックス(DX-Y.NYB)が年初来プラスに浮上、ニュージーランドドル、豪ドル、円など、ドル高の通貨が多くなりました。
メキシコペソ、インドルピー、ブラジルレアルはドルに対し強く推移しました。

海外商品ETFは、コーン(CORN)、小麦(WEAT)など反発、WTI原油(USO)上昇で商品指数(DBC)はプラスでした。
ドル堅調で弱い銘柄が目立ちました。

米国市場債券ETFは、米2年債利回りが年初来プラスまで上昇、エマージング債券(EMB)以外下落しました。
短期債系は元々変動率が低いので、-1%を超える銘柄はありませんでした。

米国株式各種ETFは、グロース系が年初来高値更新継続、米国優先株&インカム(PFF)などもプラスでした。
先々週に続きバリュー・高配当系は弱く推移しました。

S&P500セクターETFは、ハイテク・グロース系が上位でした。
ディフェンシブ系と、素材株(XLB)が下位でした。

株式セクターETFは、半導体株(SOXX)が+10%、ハイテク1極集中の様相です。

米ハイテクの上昇が続いていますが、台湾・韓国のアジア半導体勢も堅調です。
日本も半導体製造装置が得意であり、円安もあって日経平均は高値更新が続いています。
AI分野には、2017年頃の仮想通貨マイニングブーム以来の半導体需要を期待しているのかもしれません。
あの頃はメモリ価格が2倍になりました。パソコンを買い替えるなら、今のうちがいいと思います。

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