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7/19~23 日経225オプションIVとVIX、海外ETFの推移比較

 グラフは先週末まで約半年の期近・期先ATMIVとVIXの推移。
 月曜日の株価急落で、IVは6/21や7/9と同等まで上昇しました。
 VIXは6/21を超えて5/19以来の一時25まで上昇しましたが、週末には20以下まで低下しています。
 CME日経先物は28,200円台と水曜日夜間よりも上昇している為、週明けIVは低下すると考えられます。

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 海外ETFの各種推移です。コメントは先週の推移についてです。
 世界各国株式ETFは、全米株式(VTI)が高値を更新、全世界指数(VT)は高値手前まで戻しました。
 しかし高値を更新したのはVTIだけで、他は戻り途中、中国ETF(FXI)は週末7/8の安値を更新しました。

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 新興国株式(VWO)は中国株比率が高いので、VWOも下落しました。
 新興国ETFという事で、インドや東南アジア等の新興国と同じようなパフォーマンスを期待すると、意図しない結果になるかもしれません。

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 米国株式各種ETFは、ラッセル2000ETF(IWM)が少し戻しました。他は年初来のパフォーマンスの差が+15~20%に収まり、銘柄毎の差が小さくなりました。
 買われていた銘柄が売られ、売られていた銘柄が買われる、ローテーションの途中なのでしょうか。

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 米国セクターETFは、エネルギーETF(XLE)、バイオテックETF(XBI)が弱く、ハイテクETF(XLK)、ヘルスケアETF(XLV)が強いです。

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 海外商品ETFは、WTI原油ETF(USO)が月曜日の急落から戻り、天然ガスETF(UNG)は急騰しましたが、セクターETFのエネルギー(XLE)は戻りが弱いです。
 USOとXLEは年初から6月中旬までは同程度のパフォーマンスでしたが、直近で崩れました。
 XLEはエクソンモービル(XOM)とシェブロン(CVX)で1/4を占めるETFですので、この2社の影響が強いです。

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 米国市場債券ETFは、月曜日に米国10年債利回り(^TNX)急落で米国20年超債券ETF(TLT)が+2.2%、前週比では+0.2%でした。
 他の銘柄も上昇傾向、米国物価連動国債ETF(TIP)は前週比で+0.5%でした。

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 ヘッジ銘柄のTLTとドル円ショートについて、月曜日の急落時TLTは+2.2%となり、VTIの-1.4%、VTの-2.2%と比較して、なかなかのパフォーマンスが出ました。
 一方ドル円ショートは一時109円近くまで下がったものの、結局は反発されました。
 月曜日の時点でドルインデックスが7/7の高値を超えた為、これではドル円は下がらないと考え、一部利確しました。
 水曜日に売りなおしてしまったので、支払ってきたスワップ+α程度となりました。

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・注意事項
・当記事は投資勧誘を目的とするものではありません。
・特定の銘柄を表記していますが、読者様が記事データの真偽を確認し易いという意図です。
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