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7/8~12日経225オプションIVとVIX、海外ETF、各国通貨の推移比較

グラフは先週末まで約1年の期近・期先ATMIVとS&P500、VIXの推移。

日経平均は最高値更新、IVはSQ直前の期近が急騰、期先も連れ高、SQ後も堅く推移しました。
週後半から円高で日経平均の動きが大きく、オプションIVも反応しているようです。
VIXはS&P500が高値圏で±1%近い動きをするも反応鈍く、ほぼ12台で推移しました。

楽天証券が日経225オプションの売建玉上限を引き上げるとのことでした。
売建玉上限引き上げと言えば、2010年~翌年の震災の流れを思い出します。
当時は各証券会社で売建玉上限大幅増&手数料減というキャンペーンがありました。
それ以降徐々にIVが低くなった為、震災時はオプション売を控えていました。
今回はそこまでではないので、適度な収益機会の拡大と受け取れます。
オプショントレードを続ける以上、今後もIVの観測を続けます。

各種海外ETF、各国通貨の推移です。コメントは先週の動きについてです。

Global Markets株式ETFは全て上昇、ヨーロッパ株式(VGK)と先進国バリュー(除く北米)(EFV)以外は年初来高値を超えました。

Developed Markets株式ETFは、韓国株式(EWY)以外上昇、VEA、VTIの他、EWY、オーストラリア株式(EWA)、台湾株式(EWT)、シンガポール株式(EWS)の、アジア・オセアニア勢が年初来高値を超えました。

Emerging Markets株式ETFは全て上昇、VWOの他、インド株式(INDA)、イスラエル株式(EIS)、南アフリカ株式(EZA)が年初来高値を超えました。

各国通貨は、ドルインデックス(DX-Y.NYB)が金曜日104割れ寸前まで低下、ドル安通貨が多数となりました。
トルコリラ、ニュージーランドドル、インドルピーはドル高でした。

海外商品ETFは、ドル安でもマイナス銘柄多数となりました。
ウラン(URA)、ビットコイン(GBTC)、金(GLD)などは上昇しました。

米国市場債券ETFは、先週も米債利回り低下、全て上昇で米国20年超債券(TLT)以外年初来プラス転換しました。

米国株式各種ETFは、小型系が上位を占め、米小型株(IJR)が年初来プラス転換しました。
米グロース株(VUG)とNASDAQ100(QQQ)はマイナスでした。

S&P500セクターETFは、通信サービス株(XLC)以外上昇、金利低下で不動産株(XLRE)が年初来プラス転換、ディフェンシブの公共サービス株(XLU)、素材株(XLB)と続きました。

株式セクターETFは全て上昇、ワクチン銘柄のバイオテック株(XBI)、銀行株(KBE)、ゴールド上昇の金鉱株(GDX)と続きました。

先週は各国株式ETFで、年初来高値の銘柄が散見されました。
今年は米国の大型ハイテク・グロースに資金が集まっていましたが、流れに変化が見えました。
日経平均も最高値を更新しましたが、日本株式(EWJ)はまだ3月の高値を超えていません。
ドル建てのEWJは日経42,000の時より、円高になった週末の方が高くなっています。
為替次第では、EWJも高値を更新するかもしれません。

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