角を打つ、五。

これで角打ちも数軒目。そのシステムや、お店によるちがいにもだんだん慣れてきた。まだ当時一人では挑戦できていなかったけれど、、それにしても、最初は何も考えずに角打ちという場所に足を踏み入れたが、何にそんなに惹かれてしまうのか。。

もちろん、当時まだ学生だった私にはお酒の安さという面で驚き、魅力だったのも事実だ。今まで学生間で飲んでいたお酒はなんだったのかと。しかし、明らかにそれ以上に、探求心をくすぐられるものがある。安酒を出す店に行けばいいというのとは全く違うのだ。お店の佇まい、雰囲気、引き継がれてきた空間、人々が自由に自然に集える場。

とりあえず、いまはこうして記録してみる。

今回は、肉のまえかわ-大井町

またも角打ちという新たな世界に衝撃を受ける20歳。。

酒屋ではなく、肉屋。ショーケースには、肉と、缶のお酒がいくつかあって、お酒はそこから自由に取り出して店の前に並べられた簡易テーブルで各々立ち飲む。缶以外のお酒もあり、ウーロンハイとかチューハイとか。赤じそわりもあって嬉しかった記憶。肉屋さんだから、肉屋のコロッケ、焼き鳥、たたき、、をお酒のアテにできて最高。街の肉屋さんでこんな飲み方をできる場所があるなんて知らなかった、、角打ちという名がふさわしいのかはわからないが、きっとここは角打ち。

いちばん驚いたのは、生の鶏肉(鳥のササミ刺し)が食べられるということ。。さすがにその時は怖くて食べられなかった、正直いま行っても食べる勇気があるかと言われれば微妙だが、、

ここから歩いてすぐのところにもう一軒角打ちがあるようだったがそのときは残念ながらお休み。ササミ刺しとともにリベンジするしかないな、



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